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アートdeディスタンス好評 「カフェ英國屋」

2021年8月1日

 「新しい生活様式」の実践例として、人と人との適切な距離を保てるよう、席数減で生まれた空間にアート作品を配置する企画「アートdeディスタンス」が好評を得ている。大阪市役所内の飲食店が舞台で、新型コロナウイルス禍で表現の場を失った若手作家も支援しようという取り組み。学生が企画段階から携わり、産学連携の試みとしても相乗効果を生んでいる。

手で割ったスイカを大胆に描いた水彩画「夏休み」と、作者の佐田さん(左)=大阪市役所

 会場は、市役所地下2階の「カフェ英國屋」。運営する同市中央区の三和実業が、大阪芸術大(河南町)に打診したのがきっかけで4月に始まった。食堂をギャラリーに見立て、絵画で飾ったところ出展作品に注目が集まり、完売した作家もいる。

 7月26日からは、作品を入れ替えて第2弾が始まった。卒業生で美術作家の佐田涼香さん(25)と綾理恵さん(28)の2人を新たに起用し、計16点を展示。空間演出を学ぶ学生が作家の人選や会場運営を担った。

 夏をテーマに、スイカやヨーヨーを描いた佐田さんは「物にも心があるよう描きたいと思っている。少しでも心が安らぐ場所になれば」と期待を寄せた。

 午前8時半〜午後4時、土日・祝日定休。第2弾は11月19日まで。


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