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23年にデモ飛行を 「空飛ぶ車」民間と協定締結

2021年9月15日

 次世代の移動手段として大阪府と大阪市が進めている「空飛ぶクルマ」の実用化に向けた、民間との連携協定締結式が14日、大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で行われた。吉村洋文知事と松井一郎市長、開発を進めている「スカイドライブ」(東京)の福沢知浩社長の三者がモデル機を前に文書を交わした。

「空飛ぶクルマ」のモデル機を前に、福沢社長(右)から説明を受ける吉村知事(中央)と松井市長=14日、大阪市住之江区のATC

 「空飛ぶクルマ」は都市部での送迎サービスや離島や山間部での移動手段、災害時の救急搬送などでの活用が期待され、各国で開発が進められている。府と市は2025年の大阪・関西万博での実用化を目指し、民間と共同で推進している。今回は同社との実証実験や環境整備などで連携する協定を締結した。

 吉村知事は「25年の実用化のためには23年にはデモフライトを実現したい」と要望。松井市長は「夢洲(ゆめしま)、咲洲を空飛ぶクルマの実験場として活用し、日本中に利用を広げたい」。福沢社長は「安全性を飛行機、ヘリコプターと同等まで向上させ、多くの人の期待に応えたい」と実現に向けて意欲を見せた。

 今後、三者ではドローンを活用した実証実験や啓発を目的にしたセミナーの開催。府内の中小企業と連携した事業環境の整備などを進めていく。


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