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大麻押収量、前年比6倍 21年上半期大阪税関摘発

2021年9月22日

 大阪税関は21日、2021年上半期(1〜6月)の関税法違反による不正薬物の摘発状況を発表した。摘発された薬物の中では大麻の押収量が前年比6倍と大幅に増加し、大阪税関では警戒を強めている。

大麻リキッドや覚醒剤など大阪税関に押収された密輸入品=21日、大阪市港区

 不正薬物の摘発件数の内訳は、覚醒剤=9件(押収量19キロ)▽大麻=15件(同25キロ)▽麻薬=12件(同2キロ)▽中枢神経の興奮や幻覚作用がある指定薬物=14件(同1キロ)―だった。そのうち、大麻は前年比で件数は前年比7%増だったが、押収量は大きく増えた。

 大麻の中でも液体化してたばこなどに混入する大麻リキッドなどの大麻樹脂は22キロと同13倍の伸び。具体的な摘発例としては3月、米国からワックス缶に偽装して約13キロを持ち込もうとした案件があった。

 大麻全体としては国内では14年から増加傾向にある。大麻リキッドはカートリッジ状の電子たばこなどにも使用が可能。同税関では「大麻草や樹脂、リキッドともに米国などの一部の州で合法化し、市販品などが入手しやすくなっていることが背景にあるのでは」と推測している。

 このほか、中国から持ち込まれた日本企業の株主優待券など偽造有価証券などの押収例も紹介。同税関では薬物も含めて「ネットなどを通じて、興味本位や安易に購入することのないようお願いしたい」と呼び掛けている。


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