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府レク 野中さんと矢野さん 生涯スポーツ功労者に

2021年10月18日

 大阪府レクリエーション協会(府レク、大阪市浪速区)で監事を務める野中耕次さん(67)=兵庫県伊丹市=と公認講師の矢野康子さん(73)=東大阪市=が、文部科学大臣が表彰する本年度の「生涯スポーツ功労者」に選ばれた。現在も大学や専門学校で指導にあたる二人は、指導者の先輩や仲間、生徒らと共に歩んだ日々を思い起こし、「皆さんのおかげ」と喜びをかみしめている。

大学や専門学校で指導を続ける元気いっぱいの野中さん(左)と矢野さん

■幼児期の運動大切

 野中さんは大阪体育大出身で、在学中はハンドボール部で全日本学生選手権を戦ったアスリート。大学卒業後、教育委員会で地域住民の健康を担当。幼稚園の運動カリキュラムを作成し、幼児期から体を動かす大切さを指導してきた。

 レクの持つ多様な運動遊びは、「子どもの心身の機能向上に重要」と強調。現在、副校長を務める箕面学園福祉保育専門学校では、身体機能バランスの調整を図り、感覚動作機能の向上に役立つレクや伝承遊びを積極的に取り入れているという。

 「スポーツは自分が健康になるだけなく、人を健康にし、心を豊かにしてあげられると、レクリエーションを通じて教えていただいた」と野中さん。子どもが自然に遊び、体作りができる環境の整備に「切りはない」と力強く話した。

■人とのつながり

 矢野さんは50代から介護福祉施設で働きだしたのがきっかけとなって、大阪府レクで学び始めた。当初は「施設で生かせれば」と考えていたが、良い指導者や多くの仲間と出会い、「自分自身が楽しくなっている」と気付いた。

 指導者となった今も「自分が楽しむ」を大切にしている。老人センターでは高齢者、専門学校では介護を学ぶ若者らに「どういうレク材を提供しようかと考えるのが楽しい」。学生の良いアイデアも積極に取り入れ授業を作り上げてきた。

 新型コロナウイルス禍で画面越しの授業が増え、改めて「レクは人とのつながり、楽しさにつきる」と実感している。「早く収束して、また生徒たちと楽しい時間を共有したい。そうでないと筆記試験も一生懸命やってくれない」と白い歯をのぞかせた。

ミニクリップ

 生涯スポーツ功労者・優良団体表彰 地域や職場でスポーツの普及や発展に貢献し、顕著な成果を上げたスポーツ関係者及びスポーツ団体を文部科学大臣が表彰。本年度の生涯スポーツ功労者は全国で166人(男性132人、女性34人)。


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