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異色バーガー店 園芸店主とバーテンダー協力

2021年10月19日

 街路樹の植栽などを手掛ける園芸店主とバーテンダーが共同で立ち上げる異色のハンバーガー店が今月下旬、大阪市阿倍野区でオープンする。店内には緑や木材を配置して「安らぎ」を求め、食材には地元で特注したバンズを採用するなどノウハウを共有。新型コロナウイルスの感染拡大が飲食店にも大きく影響するさなかだが、同店は「コロナ禍だからこそ、気持ちが明るくなる場所を提供したい」と意気込んでいる。

開店に向けて意気込む藤野さんと瓜田さん(右)。カウンターにはケヤキの間伐材を使っている=大阪市阿倍野区
特製バンズと国産牛肉100%のパティを用いたハンバーガー(バーガー・フジノ提供)

 店名は「バーガー・フジノ」。立ち上げたのは造園業「冨士濃(ふじの)造園」を営むオーナーの藤野直人さん(39)と、バーテンダーで店長の瓜田(うりた)竜介さん(42)で、ともに同区内に本業の店舗を構える。「緑のあるところに人が集う店」を手掛ける夢があった藤野さんと、パン職人の経験がある瓜田さんが意気投合した。

 店内は、本業で伐採した街路樹からケヤキの間伐材をカウンターに採用。製材ではない、木本来の素材感が感じられるよう意図しており、藤野さんは「木の第二の人生。人の手で植え、切り、使われるというストーリーにも着目してほしい」とPRする。内装と外観のあらゆるところにも植物を配置し、「癒やし」を目指す。

 商品は、店内飲食とテークアウトが可能で、主なメニューは「チーズ」「ベーコン」「アボカド」などハンバーガー4品。バンズは自然発酵させ、モチモチした食感が特徴の「サワードウ」を採用し、地元べーカリーで特注した。ドリンクは海外のビールなどを取り扱う「飲めるハンバーガー屋」だ。

 新店舗がある同区の「松虫交差点」一帯は、たこ焼きや唐揚げといったファストフードの出店が相次ぐなど活気が生まれつつある。二人は「ハンバーガーを通して、人と人との出会いが生まれる“人間交差点”になれば」と期待を寄せている。

 営業時間は午前11時〜午後3時、同5時〜ラスト(予定)。


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