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明治期日本の日常描く展覧会 京都国立近代美術館

2021年10月26日

 明治の日本に迫る展覧会「発見された日本の風景 美しかりし明治への旅」が、京都市左京区の京都国立近代美術館で開かれている。19世紀後半に描かれた風景画や風俗画を中心に246点(外国人画家98点、日本人画家148点)を展示。日本人コレクターが海外で発見、収集したものが中心で、その多くが日本初公開となる。31日まで

近年評価が高まる笠木治郎吉の作品

 展示は4章構成で、序章では明治洋画史を代表する作家の作品をピックアップ。長らく行方が分からなかった近代洋画壇の巨匠、黒田清輝(1866〜1918年)の油彩画「野辺」や、田村宗立(1846〜1960年)の新発見となる大作「蒙古襲来図」が並ぶ。

 “明治の日本”については、当時来日した外国人画家と、彼らの技法を学んだ日本人画家の作品を通して紹介。隅田川の花見、京都の茶屋、大阪の天保山などから、現代の日本人にとっては「異世界」であり、しかしどこか懐かしい人々の日常をうかがい知ることができる。

 また戦後に太平洋画会会長となった吉田博(1876〜1950年)や外国人の土産となる作品を描き続けた笠木治郎吉(1870〜1923年)、渡辺豊洲(1863〜1915年)ら近年再評価されつつある明治洋画家の水彩画や油彩画も取り上げている。

 午前9時半〜午後5時(金、土曜は午後8時)、入館は閉館30分前まで。月曜休館。


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