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最新技術搭載の新500円に期待 造幣局創業150年

2021年10月26日

 大阪市北区の造幣局が、1871(明治4)年の創業から150周年を迎えた。特別展や特設サイトを設け、近代工業の先駆的な役割を果たした歴史やその技術を紹介。11月1日には造幣局が製造を担う新500円硬貨の発行が控えており、各方面からは期待の声と注目が集まっている。

創業150年記念式典に出席した関係者ら

 造幣局(当時は造幣寮)は、同年4月に創業式を挙行。貨幣の製造はもとより、勲章や五輪入賞メダルも手掛け、海外貨幣の製造を受注するなど国内外から高い評価を集めている。

 500円白銅貨幣が発行されたのは1982(昭和57)年。100円貨幣の発行以来25年ぶりとなる最高額面の更新となり、2000(平成12)年からは偽造、変造に対処するためニッケル黄銅を材料とし、流通貨幣としては世界で初めて「斜めギザ」が採用された。

 新500円硬貨は、現行のニッケル黄銅に加え、白銅と銅も採用。デザインの大きな変更はないが、2色3層構造で表側の縁に小さい文字で「500YEN」「JAPAN」と入れた。造幣局で製造が進んでおり、21年度は2億枚の発行を予定している。

 4日に造幣局で開かれた記念式典で、秋篠宮さまがお祝いのビデオメッセージで「これまで培ってきた多くの知見と技能を結集し、最新の偽造防止技術を取り入れた、新しい500円貨幣の発行が予定されているとうかがっております」と触れられた。

 地元経済界を代表して出席した大阪商工会議所の尾崎裕会頭も最新の技術が盛り込まれた新500円硬貨に触れ、「2025年にはさらに新しい技術を搭載した素晴らしい万国博覧会記念硬貨を発行していただけると期待している」と話していた。


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