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新聞が描く明治の北摂 小田名誉教授が新刊

2021年11月30日

 大阪電気通信大名誉教授で近代を中心に大阪の地域史研究で知られる小田康徳さん=兵庫県川西市=が草創期の新聞が描き出す地域の変容と人間模様を著した「明治の新聞にみる 北摂の歴史」(神戸新聞総合出版センター)を出版した。

草創期の新聞が描き出す地域の変容と人間模様を著した「明治の新聞にみる 北摂の歴史」

 小田さんはエコミューズ(あおぞら財団付属西淀川 公害と環境資料館)館長、NPO法人「旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会」理事長、池田市史編纂(さん)委員会委員長などを兼務。

 本書は「明治10年代前半、大都市から離れた地域と人間の描写」「明治10年代後半、社会の全般的萎縮化と苦闘する人びと」「明治20年前後、国家の権威と新しい活動世界の広がり」「新聞広告が広げた北摂の世界」「地域に基盤を持つ公的職業政治家の出現」−の5章で構成する。池田・伊丹・箕面・豊中・川西・宝塚・有馬・能勢−の変貌する北摂地域の様子と新聞の対応を、明治10年〜20年頃の新聞記事から懇切丁寧に読み解いている。

 小田さんは「北摂という広い範囲で事物を見、それぞれの地域の違いと共通性も指摘できた」とメッセージを寄せている。

 312ページ、A5判、2420円。


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