大阪ニュース

上方伝統芸を英語で 「OSAKA TRAD SHOW」大阪市で上演

2021年12月1日

 大阪市は訪日外国人向けに伝統文化を英語で演じてその魅力を発信させるモデルプログラム「OSAKA TRAD SHOW」(大阪伝統芸)を、大阪の子どもたちにも分かりやすい構成に一部手直しして、12月に上演する。

英語で落語などの上方伝統芸を披露する、左から福龍、英華、福丸=大阪市内

 出演はカナダ・マニトバ大出身の落語家で桂福団治一門の桂福龍、上方寄席囃子(はやし)三味線の第一人者で米ニューヨークでも英語で「女道楽」を演じた内海英華、京大法学部出身で福龍の兄弟子に当たる桂福丸、大阪市大法学部出身で留学経験が長く8カ国語を操る上方講談師・玉田玉秀斎。

 2〜4日は大阪市天王寺区のうえほんまち銭屋ホールで「おもしろ英語で楽しむ上方落語」を開催。4日午後2時からは“ファミリー寄席”と銘打って、一般料金2500円に対し中学生以下千円で開放。分かりやすい英語を駆使して、演目も親しみやすいものを工夫する。19、20の両日は梅田のホテルインターゲート大阪2階ラウンジのスペースを使い「おもしろ英語で楽しむ落語&三味線芸」を公開。2500円。

 福龍は「洋画を見る時、日本人は字幕で内容を知るが、私たちは英語のギャグや語呂合わせなどで笑う。落語にはそうした要素が豊富にあり、英語にしても面白い内容で楽しんでもらう」。福丸は「英語に訳したネタが7、8本あるが、お客さまの雰囲気を見てネタを選ぶ。困るのは、僕は英会話は得意でないので喜んでいただいた外国のお客さまに早口の英語で話しかけられること」と苦笑。英華は「私は女道楽を訳してもらって覚えただけで、ずっと呼んでいただいてうれしい。寄席芸の踊りを見ていただくつもり」と楽しそう。

 玉秀斎は「多くの子どもさんは、普段スマホやタブレットでのゲームや映像に慣れているはず。好き勝手に想像して物語を組み立てていく楽しさを味わってもらいたい」と張り切っている。

 いずれも開催後1週間、有料動画配信(千円)を実施する。問い合わせは電話06(6372)3690、フェスネット。


サイト内検索