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外国人問題の全体像描く 高さんプロデュース映画公開

2022年5月19日

 大阪市生野区のノンフィクション作家・高賛侑(コウチャニュウ)さんがプロデュースしたドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」(同制作委員会、114分)が28日から同市淀川区の第七芸術劇場で上映される。在日韓国・朝鮮人、オーバーステイ、技能実習生や難民、入管収容者など多様な立場の外国人への差別に焦点を当てた、外国人問題の全体像を描く“初のドキュメンタリー”とアピールしている。

「いま、難民、入管問題などは非常に重要な時期を迎えている」と話す高さん
ドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」のチラシ

 昨年、スリランカ人女性ウィシュマさんが名古屋入管で亡くなって以後、入管問題が大きくクローズアップされたが、在日外国人をめぐる問題は戦後長い歳月にわたって続いてきた。

 作品は当事者、支援団体、弁護士などの生の証言を取材。特に入管の監視カメラなどで映された映像も収録、被収容者が人としての扱いを受けていないシーンは衝撃的だ。

 人権侵害に苦しむ外国人の「私たちは動物ではない。人間だ!」の“心の叫び”は、現実から目をそらしている日本人の心にも刺さる。

 高さんは「ウィシュマさん死亡事件以後、在日外国人の処遇改善を求める世論が高揚し、今年は重要な転機を迎えている。本作はこうした世論喚起に寄与したい想(おも)いで制作した。多くの人に見てもらいたい」と呼び掛けている。


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