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すべてが嘘の展示会 まことではない世界にどっぷり

2022年6月21日

 すべて“嘘”でできた展示会「大嘘博物館 カプセルトイ2億年の歴史」(ほぼ日主催)が大阪市北区の梅田ロフト4階イベントスペースで始まった。ガチャを回しながら、カプセルトイの“古代”“近代”“未来”をたどり、決してまことではない世界をどっぷりと楽しめる。7月10日まで。

カプセルトイの歴史を“創った”藤井亮さん
「ガチャファイター廻」のファンの部屋

 考え抜いた「くだらない」アイデアで、遊び心あふれるコンテンツを得意とする映像作家、藤井亮さんがプロデュース。来場者は入り口でオリジナルコインを10枚もらい、会場内のガチャを回しながらカプセルトイの歴史を巡っていく。

 「古代ゾーン」には、ガチャ文明の出土品が並ぶ。「カプセラノサウルス」の化石もあり、ガチャを回すと“鑑定書”付きの「カプセラノサウルスが、つぼ押しに使ったかもしれない石」などが出てくる(ガチャの中身は多種あり)。

 「近代ゾーン」では、1980年代のカプセルトイブームをけん引したヒーロー「ガチャファイター廻(めぐる)」の栄枯盛衰を再現。80年代の熱烈ファンが生活していた部屋にはラジカセやテレビゲーム機などレトロな品々が散らかっている。

 「未来ゾーン」でガチャを回すと、人工知能(AI)が決定した未来の自分が記された用紙が出てくる。新しい名前も仕事も住まいもガチャに決められるという、カプセルトイの発展がもたらす“危険”に背筋が凍る。

 さらに「闇ゾーン」もあり、他人の個人情報が出てくるガチャや、スピリチュアルパワーが入ったガチャなど怪しいカプセルトイの世界も見られる。

 藤井さんは「ばかばかしさにふとわれに返らないよう、自分をごまかしながら制作した。コテコテの大阪の面白さとはまた違う、ひねくれた面白さが好きな人が来てくれたら」と話している。

 午前11時〜午後8時(最終日は6時)。入場料600円(コイン貸し出し料含む、未就学児入場無料)。


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