明浄学院高(阿倍野区、渡辺雅彦校長)は鎌倉時代の歌人・藤原家隆の功績と遺徳をしのび、生徒と教職員が詠んだ和歌をささげる「家隆忌(かりゅうき)」を天王寺区夕陽丘の「家隆塚」で行った。日常の風景や情景を高校生のみずみずしい感性でつづった和歌を生徒代表が朗詠した。
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優秀作品を代表して朗詠する生徒(右から5人目) |
行事は1957年に始まり、今年で66回目。同校では和歌や俳句の創作を授業に取り入れており、秋には「芭蕉忌」を行っている。
18日に行われた式には生徒約40人が参加。献茶や献香、家隆を顕彰する祭文、家隆が詠んだ和歌3首を詠む朗詠などが厳かに行われ、同校の生徒と教職員が詠んだ和歌53首を生徒の代表が詠み上げた。
馬場啓継(ひろつぐ)教頭は「家隆は、後鳥羽上皇に信任され、承久の乱で上皇が隠岐に流されたあとも上皇に歌を送り、励まし続けたお心遣いのできる歌人でした。生徒の皆さんもいろんな方に心遣いができる女性に成長してください」と講評した。
生徒を代表して祭文を詠み上げた生徒会副会長の馬淵苺歌(いちか)さん(3年)は「先輩の後を引き継いで祭文を詠ませていただき緊張しましたが、大変光栄です。3年間、家隆忌の行事に触れることができていい経験となりました」と話していた。
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