大阪ニュース

古代から中世、門真知る50点 普賢寺遺跡発掘調査展

2022年7月29日

 門真市立第一中跡地一帯で発掘された出土品の一部を集めた「普賢寺(ふげんじ)遺跡発掘調査展」が、同市柳町の市立歴史資料館で開かれている。埴輪(はにわ)や土器、寺院のものとみられる屋根瓦など古代から中世にかけての考古資料約50点が保存状態もよく、当時の様子を今に伝えている。31日まで。

馬形、家形の形象埴輪(はにわ)や円筒埴輪など出土品の一部

 2020年6月から、複合施設の建設に向けた市幸福東土地区画整理事業に伴い、京阪・古川橋駅北側の約6100平方メートルで発掘調査があり、5世紀後半のものとみられる古墳の周溝から馬や人、水鳥形といった多種の形象埴輪が見つかった。他にも、同じ地層では平安末期から室町時代のものとみられる瓦や仏具のほか、宋(中国)からの輸入青磁も出土。一方で、「普賢寺」とされる寺院の位置は特定できず、謎も深まった。

 同館は、本館が老朽化に伴う撤去工事のため8月から展示を無期限で休止する。浅井達也学芸員は「密教法具の『六器』や(同一柄が連続して印字された)『スタンプ紋瓦』など珍しい出土品もある。休館前に、多くの人に見てほしい」と来館を呼び掛けている。

 午前9時半〜午後5時、入館無料。同市出身の首相、幣原喜重郎を顕彰した常設パネル展「幣原家の足跡を訪ねて」も開かれている。


サイト内検索