創立記念行事に市民1万2千人 陸自信太山駐屯地

 和泉市伯太町の陸上自衛隊信太山駐屯地(駐屯地司令兼第37普通科連隊長・三浦滋1等陸佐)で23日、駐屯地創立66周年の記念行事があった。コロナ禍の影響で一般開放は4年ぶりに実施。家族連れなど約1万2千人の市民が訪れ、訓練展示などを見学した。

 グラウンドでの観閲式には隊員約300人が参加。3月に着任した三浦司令は、より複雑化する世界の安全保障環境や各種自然災害発生の可能性などに触れつつ「諸先輩が築いた伝統を継承し、地域と共にある、明るく信頼される駐屯地を目指したい」と式辞を述べた。

 同日は観閲行進に続いて戦闘状況を想定した訓練展示などが行われたほか、装備品展示や車両試乗体験、有志隊員による音楽演奏と太鼓演奏、飲食やグッズ販売などがあり終日にぎわった。

 同駐屯地はもともと、1919(大正8)年に大阪・法円坂の旧陸軍野砲兵第四連隊が移駐し創設。戦後は米軍の一時駐留を経て57年に陸自駐屯地となった。

同じカテゴリーの記事