ギャンブル依存症問題 府議に対策問う 13日、啓発催し

 14日から始まる「ギャンブル等依存症問題啓発週間」を前に、啓発イベント「大阪カジノ始動 #依存症対策が先だ!大阪IR」が13日、大阪市東成区の区民センターで開催される。「ギャンブル依存症問題を考える会大阪支部」と「全国ギャンブル依存症家族の会大阪」の共催で、参加対象は全国のギャンブル依存症当事者やその家族、支援者、支援団体、大阪府民ら。

 第1部では当事者、家族、医師、弁護士、大阪市保健所職員が連携支援についてのパネルディスカッションを、第2部ではギャンブル依存症の具体的な対策を府議に問うシンポジウムを開催する。

 大阪府・市が提出したカジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備計画が4月に認定されたが、府全体で相談や治療に当たるカウンセラー、医師、看護師を何人増やすかは未定。同会は当事者に対する支援体制も不十分で、十分な対策を講じなければ、府内だけでなく全国のギャンブル依存症患者の急増が予測されるとしており、担当者は「オンラインカジノによる相談者数の割合が急増しており、今のままではまずい」と強い懸念を示している。

 参加費は無料で、事前予約が必要。問い合わせは、電話090(2014)3897、同支部。

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