韓国メーカーとLOI 「そらとぶタクシー」50機を購入

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 2025年に空飛ぶクルマの商用運航を目指す「そらとぶタクシー」(大阪市住之江区)は3日、韓国のeVTOL(電動垂直離着陸機)メーカー「PLANA」と40年までに同社製のハイブリッドeVTOL50機(1機700万ドル)を購入する意向表明書(LOI)を締結した。さらに、次世代エアモビリティの開発・運航に関する覚書を締結し、将来的には国際線の運航を目指す。

 購入するのは、PLANAが現在開発中のハイブリッドeVTOL「CP-01」(6人乗り)で、30年までに10機、40年までに40機の合計50機。電気と燃料のハイブリッド方式で約500キロ航続飛行できる。機体は同社が運航するだけでなく、日本国内で機体の販売も行う。

 現在、パイロットの育成や新機材の導入、運航試験などを行い、25年の運航開始を目指している。航路は、梅田や難波などの都心部と日本の観光地や関西空港、神戸空港、将来的には韓国など国際線航路の展開も考える。

 そらとぶタクシーの宝上卓音代表は「アジアを代表するAAM産業のモデルケースになれるよう、PLANAと最高のビジネスを展開していきます」とコメントしている。

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