あきない見聞録

キャンプセイルズ

■代表者 野口純オーナー
■住 所 豊中市東豊中町6丁目12の20の2
■WEB http://campsails.com
2021年9月9日

「非日常を楽しんで」 個性的なアウトドアグッズ販売 予想超え売り上げ好調

店の前に張られた、インディアンのデザインで好評のテントの新デザイン「ガンマンシリーズ」(CAMPSAILS提供)
野口純オーナー

 アウトドアセレクトショップ「CAMPSAILS(キャンプセイルズ)」(大阪府豊中市)のオープンは2020年12月。新型コロナウイルス禍での船出となったが、商品の「目利き」と築いてきたネットワークで業績は予想を超えて好調だ。オーナーの野口純さんは「日本は自然豊かな国。キャンプで非日常の世界を楽しんでほしい」と来店を呼び掛ける。

 店内にはキャンプ用のテーブルやチェアー、バッグ、ランタンなどがコーナーごとに並べられている。野口さんが自身で選んだ個性的な商品群だ。「思い切って振り切ってみる、中庸を取らない」という大手メーカーの取り扱っていない商品が、インスタグラムなど会員制交流サイト(SNS)でファンを獲得してきた。

 例えば、金色に輝く真ちゅう製で、独特の流線形のフォルムを持つランタン。1886年〜1910年にアメリカのシカゴで製造されていた製品がモデルだ。完全受注生産で価格は14万8千円と高価だが、12月まで予約がいっぱいだ。

 高さ4メートル、直径5メートル20センチのビッグサイズのテントはキャンプ場で目を引くインディアンのデザイン。売れ筋だが価格は20万円を超える。非日常のキャンプにこだわりを持つ顧客層がターゲットになっている。

 商品選びには野口さんが長年アウトドアに親しんできた経験があり、「注目される前の商品」を見つける感性がある。

 子どもの頃からアウトドアを楽しんできた野口さん。小学生の時にヨットスクールに通い、大学時代は体育会ヨット部に所属。現在も趣味でヨットを続けている。大学卒業後はサラリーマンとして働いていたが、数年前からキャンプを再開。本格派からファミリー層までさまざまなキャンパーとのネットワークを築いていたことが起業のきっかけでもあり、商品選びにも役立っている。

 関西では大手有名メーカー以外の商品の入手が困難だったことがキャンパーたちの不満で「欲しいものがないなら自分でやろう」と開業を決意。

 オープン時には行列ができるほどの反響があり、創業以降、当初の計画を上回る売り上げ実績をあげている。課題は注文に対して仕入れが追いつかないことだったが、関東の有名店からのバックアップを得て、通常では仕入れが困難なものも入手可能になった。今秋には「マリンスポーツ」をテーマに新ブランドを立ち上げる予定だ。



サイト内検索