あきない見聞録

JUMPLIFE

■代表者 黒野寛馬社長
■住 所 豊中市曽根東町5―7―9―101
■電 話 070(8931)7810
■資本金 200万円
2022年6月9日

縄跳び普及へ魅力発信 関西初、専門スタジオ開店

縄跳び専門スタジオ「JUMPLIFE STUDIO」
華麗な技を披露する黒野社長
黒野寛馬社長

 誰もが一度は経験したことのある「縄跳び」は一人で、もしくは大人数で楽しめる運動。豊中市のJUMPLIFE(ジャンプライフ)は、関西で初めて縄跳び専門スタジオをオープンさせた。黒野寛馬社長は「子どもから大人、お年寄りまで楽しめるスポーツとして普及させたい」と“一本のロープ”に夢をつなぐ。

 縄跳びは小学校などを中心に学校教育現場で親しまれてきた。全身運動にもなり、ボクシングやダイエットなどの減量にも効果があるとされる。一方、近年では競技性を高めたものにも注目が集まる。

 黒野社長も競技縄跳びの現役選手。筑波大時代に競技を知り「シンプルかつどこまでも上を目指せる魅力にとりつかれた」。高校時代に培った器械体操の技術を生かし、宙返りなどのアクロバティックな技を繰り出し2013年には日本選手権で優勝。14年には世界選手権で栄冠に輝いた。

 大学では運動生理学を研究。大学院まで進んだ後、大手インナーウエアメーカーに就職し、競技を続けながら下着のデザインやスポーツウエアの開発などを手掛けた。

 独立のきっかけとなったのが、パフォーマーとして招かれた16年のリオ五輪。休暇を取って現地で50回以上、技を披露した。そして21年11月に「責任ある企業人との両立は難しい」と退職を決意。ドイツのサーカスに参加して技術を高め、22年2月に会社を設立した。

 黒野社長は愛知県出身。しかし、スタジオを開くのは関西と決めていた。「縄跳びに関してはほぼ白紙の地。普及を考えると大阪が一番」。地図を広げて、子どもや学校の多い豊中市で3月にオープンした。

 スタジオでのレッスンには和歌山県から小学生も足を運ぶ。そのほか、地域イベントでのパフォーマンスや、飛びやすい縄の販売などグッズ展開も行う。開業資金などを融資した日本政策金融公庫十三支店は「経営者の堅実な人柄や、展望など実現の可能性が高い」と評価する。

 モットーはスポーツを通じてすべての人を健康で笑顔に。小さい子どもは学校の人気者に、大人にとっては強度の高いエクササイズになる。そして黒野社長は研究段階との前提で「お年寄りの認知機能にも好影響がある」と考える。将来の夢は「縄跳びを五輪種目にすること。会社経営だけでなく縄跳びの魅力を発信し、普及していきたい」と意気込む。


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