関西あの人この人

歌を通じてふれあいを

看護師と歌手、犯罪被害者相談員の“三刀流”
野村 真希さん
2021年10月13日
「10周年の記念曲を皆さんの心に届けることができれば」と話す野村さん

 「デビュー10周年記念に私は尊敬する先生方に曲を書いていただきました。皆さんの心に届けることができれば」とCD記念曲への思いを述べる。野村真希さん(徳間ジャパン)は現役の看護師として老人施設で働きながら歌手活動を続け、現在は犯罪被害者相談員も務めている。

 記念曲は野村さんの故郷「奈良」を舞台にした作品「悠久(ゆうきゅう)の古都」と「それゆけ!ブギウギ婦警さん」。作詞・かず翼、作曲・水森英夫、編曲・伊戸のりおの3氏ともに氷川きよしさんら人気実力歌手の作詞・作曲・編曲を手掛ける豪華メンバーだ。

 「山辺(やまのべ)の 道は遥かに黄昏て /ゆきて戻らぬ 想い出よ /ひとり桜井 三輪山へ /あなたのふるさと 歩いています /も一度 も一度 逢(あ)いたいあなた」。 「悠久−」は野村さんが故郷を思い、せつない女心を情感たっぷりに歌い上げた女艶(えん)歌だ。

 一方で「それゆけ!−」は婦警の制服姿で軽快なリズムに乗って「ここに駐車は ダメですよ /緊急車両の 邪魔になる (略) ブギウギ ブギウギ ブギウギ婦警さん」「親の愛情 利用する /振り込め詐欺には 気をつけて」−とリズミカルに歌い踊り注意を呼び掛ける姿は、心優しくやんわりと諭されている気分になる。デビュー以来、野村さんは歌唱力と豊かな表現力を併せ持った歌手である。

 そんな野村さんも「人生においては山あり谷ありで、多くの人の支えと大好きな歌が私を救ってくれました」と自らが大切にしている『夢と縁が人生なり』という言葉を日々、かみしめる。

 コロナ禍の現在、記念曲キャンペーンは思う通りにいかないが、「『感謝』という言葉を忘れずにさまざまな形で歌を通じて、多くの皆さんとのふれあいを大切にしたい」とウイズコロナ、アフターコロナを見据えての歌手生活が続く。



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