堀口敦史税理士のもめない円満相続

 遺産分割で発生するトラブルを未然に防ぐ考え方や対策を、相続専門税理士として活躍している堀口税理士事務所(吹田市)代表の堀口敦史氏に、6回にわたって紹介していただきます。

(1)「財産のシンプル化」が有効

2021年6月4日
相続専門の堀口敦史税理士

 相続が発生すると大変だと感じる理由は二つあります。一つは「難しいことだから」もう一つは「面倒なことだから」です。

 相続の法律を知ることや遺産分割における家族間の調整は「難しいこと」、戸籍の取得や遺産の名義変更、遺産の把握は「面倒なこと」に該当します。  相続対策では、この「難しいこと」は置いておき「面倒なこと」を先に解消していくのがコツです。換金や分割が難しい不動産を極力減らす、銀行や証券会社の口座数をできるだけ少なくして財産を分かりやすくする。  つまり「財産のシンプル化」です。財産をシンプルにすることにより、相続発生時には、遺産をすばやく把握できるようになります。相続人のストレスが減り、遺産トラブルも起こりにくくなります。簡単ですがとても有効な相続対策です。みなさん、ぜひ実践してみてください。(隔月掲載)
 ほりぐち・あつし 1977年吹田市出身。税理士。10年の実務経験を積み、2011年に堀口税理士事務所開業、代表を務める。これまで600件以上の相続案件に携わり、著書に『家族に迷惑をかけないために今、自分でやっておきたい相続対策』。


サイト内検索