大森均の釣れ釣れ草

ハネ釣り入門の好機! 基本釣法の留意点

2020年3月27日
基本を守れば小学生にもこの通り釣れる!

 スズキは成長により呼び名の変わる出世魚で、30センチまでをセイゴ、30〜60センチをハネ、60センチ以上をスズキと呼び分ける。古くから大阪港の「朝バネ釣り」と親しまれ、出勤前に出かけることが珍しいことではない程、浪速っ子に人気がある伝統の釣りだ。大阪や神戸から出る渡船で渡る波止ならどこでも釣れる。今、まさに6月までのベストシーズンに向けてハネ釣り入門の好機だ。

▽釣り座を変えない

 シラサエビをエサにするエビ撒(ま)き釣りが春のメインの釣りだ。したがって、エビブクと呼ばれるエビを生かす容器とエアポンプがこの釣りの必須アイテムとなる。また、朝マズメと夕マズメに地合いが集中するのもこの釣りの大きな特徴といえる。無駄に粘るより短時間に集中することが釣果につながる。

 さらに、釣れないからと言って一度始めた釣り座を変えないことも肝心な留意点と心得よう。長時間探り歩いて釣るような釣りではなく、マキエに寄せる、回遊中を足止めするとイメージしよう。短時間(2〜3時間が地合い)の釣りのため、せっかくマキエを効かせたことが無駄になる。

▽基本の釣り方

 (1)マキエ

 釣り場に着いたらエサをつける前に、ウキを流して潮向きを確認する。この際、潮が左から右へ流れているなら、自分の立ち位置を起点として左方向(潮上)に流れと平行に帯状にマキエをする。この時のマキエの留意点として、10匹程度を軽く握って気絶させてから撒かないと、潜る性質がないシラサエビは表層で拡散してマキエの役目を果たさない。

 (2)タナの設定

 次に大切なことは魚の遊泳層(タナ)を探ることだ。3ヒロ(4・5メートル)がひとつの目安であるが、一般的に水温が低く活性も鈍い時は深く、マキエが効いて釣れ盛ってくると浅く食い上がってくる、と覚えておこう。またタナについては時期や釣り場により条件格差があるので、常連らしき人に尋ねてみることが釣果につながる。

 (3)釣り方

 マキエをした潮上に仕掛けを振り込む。仕掛けがなじんだら、ウキがほんの少しだけ傾く程度に引いてみて頻繁に誘いをかけること。隣の釣り人に迷惑にならないなら視認できる範囲まで流してみよう。アタリがなく仕掛けを回収したら、必ず新しい元気なエビにつけ替えることも基本だ。

 (4)取り込み

 アタリがあれば、アワセは遅いほうが正解。魚を掛けたら、サオ尻を魚に向けるくらいにサオの角度を保持すること。タモ入れは後ろから追い掛け回さず、頭から迎え合うように入れる習慣をつけよう。これで「一丁上がり!」

週末のイチオシ気配

■船(1)■北港・大阪

 半夜釣りのメバル&アジ堅調。メバル16〜25センチ15〜20尾とアジ20〜28センチ15〜30尾。15:00〜17:00集合。オモリ30号。要予約。▽ヤザワ渡船=電話06(6573)7712

■船(2)■東二見・兵庫

 明石大橋周辺に出てガシラ好調。同魚17〜28センチ30〜60尾にメバル20〜30センチ2〜3尾交じる。要予約。別船で寒マダコ0.3〜3.0キロ10〜20パイ。要予約。▽名田屋乗合船=電話078(912)7211

■船(3)■比井・和歌山

 日ノ岬沖でイサギ上昇気配。18日、同魚27〜38センチ91尾が竿頭。オモリ100〜120号、ハリ吹き流し3本針。要予約。▽共栄丸=電話0738(64)2318

■磯(1)■大引・和歌山

 これから4月上旬まではマダイがピーク。サクラ開花時期とマダイの来流時期は一致している。大型マダイ(70センチ超)には実績がある。▽村井渡船=電話0738(65)1041

■磯(2)■神谷・和歌山

 チヌ狙いが尻上がりに良くなる。神谷の蟻島インキョ、蛇の鼻は大型の実績場。40〜50センチ3〜5尾見込める。▽佐知丸=電話0738(65)0736

■筏■衣奈・和歌山

 チヌ大型期待。18日、コイズキ筏で同魚46センチ48センチ2尾。ハリス2号、チヌ針4号、エサはオキアミ。▽中長渡船=電話0738(66)0657

■波止■西宮ケーソン・兵庫

 ハネ上昇。北港、南港、泉佐野、尼崎、西宮浜、ポートアイランドなど大阪湾全域で上向く。60センチまでのハネがいい人で4〜6尾。タナは、3.0ヒロ前後。▽MAX武庫川店=電話06(6411)4848

■投げ■アジュール舞子・兵庫

 戻りカレイ期待。須磨から明石にかけて第一陣ともいえる釣果があった。25〜35センチ2〜5尾見込める。上昇必至。エサは青イソメ。▽MAX垂水店=電話078(753)3838

 (大阪日日APG 清水智之)



サイト内検索