大森均の釣れ釣れ草

チョイ投げ4時間で28尾

武庫川のハゼ釣り
2020年9月18日
これから10月いっぱいがシーズンだ

 大阪湾で初秋のファミリーフィッシングといえば、なんと言ってもお手軽で簡単なハゼ釣りが代表格。淀川河口では、古くからハゼ釣りが盛んで、浪花の風物詩として府民に親しまれている。この文化を継承しようと昭和60年から続けられている「ファミリーハゼ釣り大会」は今年はコロナで中止。大会は中止になったが、ハゼは順調に釣れ盛っている。淀川河口付近の伝法大橋付近、武庫川の南武橋下流など有数のハゼ釣り場が大阪の中心部から近いこともうれしい。これから10月いっぱいまでがベストシーズンだ。

▽ハゼ釣りのこつ

 ハゼは、潮が上げてくるとその潮に乗って浅場に寄ってくる。捨て石や杭(くい)などのまわりに群れをなしているが、再び引き潮になれば水深のある深場に移動する。ミャク釣りやウキ釣りなどの簡単な仕掛けで手軽に釣れるが、探れる範囲の広いチョイ投げ仕掛けの投げ釣りが断然有利といえる。

 実釣の留意点は二つ。エサのアオイソメや石ゴカイを3〜4センチに切って使うこと。仕掛けをゆっくり引きずり、止めて5秒待つ。これを繰り返す。この2点を心がけよう。

 ハゼは、エサを端からかじるようにガツッ、ガツッと食べるので、長くたらして使うとアタリがあるのに針がかりしない。また、視覚でエサを追う習性があるので、投げ込んだ仕掛けを止めて待つより、アリが歩くスピードをイメージしてゆっくり引きずると明らかにアタリが多く出る。この2点を留意して、広範囲に探り歩けば、平均釣果を下回ることはまずないだろう。

▽唐揚げにビール

 15日、この時期になると、年に1度は必ずこの釣りに出かけるという兵庫県尼崎市に住む永島勝己さんは武庫川にやってきた。永島さんは十数年ウキ釣り一筋でハゼ釣りをしてきたが、3年前に隣で釣っていたチョイ投げ釣りをする釣り人とのあまりの釣果の違いに宗旨変え。

 釣り座を構えて、まず、第1投。片天秤(てんびん)式の1本針の先には石ゴカイが付いている。アオイソメのエサでも釣れるが、動き回る石ゴカイがハゼにアピールすると信じている永島さんは石ゴカイ一辺倒だという。

 「第1投目は、15メートルほど沖に投げたでしょうか。着底してリールを2巻ほどしたら、『ブルン!ブルン!』と、早速小気味よい特有のアタリが伝わりました。幸先よくこのハゼは13センチあまりの良型でした。それから退屈することなくポツポツと釣れ続きました。満潮時はウキ釣りの人も同じように釣れていましたが、干潮に近くなると、私ひとりが釣れ続いていました。これがチョイ投げの有利なところでしょうか。周囲では私が一番平均して釣れ続いていたようでした」と、永島さんはチョイ投げに自信ありげ。この日の永島さんの釣果は、9〜16センチ28尾。

 「どのように召し上がりましたか?」と尋ねると、「唐揚げにビールが最高でした」と永島さんから笑みがこぼれた。調理方法を聞いたが…ビールとの相性を含めた答えが返ってくるとは、さすが酒豪!

週末のイチオシ気配

■船(1)■小島・大阪

 タチウオ好調。15日、淡路沖に出て同魚70〜100センチ31尾。タチウオテンヤ40号、エサはイワシ、サンマ切り身。要予約。▽恵比須丸=電話072(495)0591

■船(2)■西宮・兵庫

 呑ませの青物有望。16日、呑ませ1日便でメジロ50〜64センチ7尾とワニゴチ47センチ1尾。要予約。竿2.4〜3.3メートル80号。要予約。▽釣人家=電話090(8794)1091

 ■船(3)■石鏡・三重

 ウタセマダイ堅調。14日、石鏡沖に出る半夜便で同魚27〜63センチ20尾とカンパチ37センチ1尾。胴突き仕掛けの3本針、オモリ15〜30号。要予約。▽幸徳丸=電話090(7303)5080

■船(4)■宮津大島・京都

 マダラ期待できる。経ケ岬沖に出て同魚55〜85センチ4人で3〜7尾見込める。深海五目胴突3本針、針20号、ハリス10号。要予約。▽新幸丸=電話0772(28)0160

■磯(1)■尾鷲・三重

 シケ前の気配から尾鷲を推奨。グレ30センチ前後をいい人で6〜7尾狙える。イサギも5〜6ヒロの深ダナで狙えば27〜31センチを2〜5尾程度は期待できる。▽宮城野渡船=電話05972(2)1347

■磯(2)■神谷・和歌山

 魚種多彩に楽しめる。フカセ釣りでグレ25〜40センチ3〜5尾。ヤエン釣りでアオリイカ胴長20〜35センチ2〜5ハイ。アサリをエサにウキ釣りで丸ハゲ20〜28センチ5〜10尾。▽佐知丸=電話0738(65)0736

■筏(1)■堂の浦・徳島

 チヌ数釣り突入。15日、ウチの海の筏で同魚20〜29センチ37尾。2番竿20〜30センチ28尾。エサは、ネリエ、オキアミ、コーン、サナギ。要予約。▽斎藤渡船=電話088(688)0453

■筏(2)■衣奈・和歌山

 マリーナ筏で15日、チヌ35〜40センチ8尾。2番竿32〜42センチ6尾。エサは、サナビとオキアミをエサ盗りにより使い分ける。▽中長渡船=電話0737(66)0657

 (大阪日日APG 川崎禎昭)



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