大森均の釣れ釣れ草

余呉湖で上々の釣果 冬の風物詩 ワカサギ釣り

2022年1月14日
早朝の余呉湖

 この時期は釣りの対象となる魚はわずかに限定される。まして女性や子どもでも手軽に楽しめるとなると、ほとんど皆無に近い。1〜2月がベストシーズンのワカサギ釣りは、100尾単位の釣果が期待でき、ベテランになると4ケタ釣果も時にはある。氷結した湖での穴釣りのイメージがあるが、関西では管理釣り場の桟橋からの釣りが中心になる。回遊してくると、あの可憐な魚体が鈴なりになって上がってくる。

▽防寒は万全

 7日、摂津市の勝山俊郎さんは、親戚の釣り好き2人と余呉湖へワカサギを求めて釣行した。開門は午前6時でも混み合って釣り座がなくなるとの情報で、早朝4時に集合し出発。3年前、あまりの寒さに早々に切り上げた苦い経験から「体の至る所にカイロを貼り付けて行きました」と、防寒は万全にしたという。

 この釣り場は、余呉湖に作られた桟橋の上から行うのだが、川並桟橋、江土桟橋と呼ばれるこの桟橋の広さが尋常ではない。収容人数は600人という関西屈指のワカサギ釣り場の江土桟橋中央に釣り座を構え、とにかく釣り始めた。

▽こいのぼりのように

 「ピリ!ピリ!」竿(さお)先を震わせたのは釣り始めて半時間ほど過ぎたときだった。7〜9センチに成長した可憐な魚体が3尾、ちょうどこいのぼりがたなびくように上がってきた。ワカサギは回遊魚で、通常群れで行動している。「すぐにいとこたちにもアタリがあるかと思いましたが、素通りするかのように私にばかり釣れ続きました」と、勝山さんはちょっと得意そうに語るが、その後、隣で釣っていたいとこたちは我慢できず、釣り場を移動し始めたという。しかし、釣れている様子を見てから移動するので、後手、後手で後の祭り状態。この日は結局、勝山さんが150尾、いとこ2人合わせて勝山さんと同程度、という釣果だった。

▽天ぷらを囲んで

 「午後5時に自宅に戻ってみると、一族郎党総勢6人がワカサギの到着を待ち構えていました。われわれ3人を加え、ワカサギの天ぷらを囲んで2テーブルに分かれて食事会をしましたが、正月以上に盛り上がりました」。さらに勝山さんは、この日を振り返って「周りを見ると、他の釣り人も移動しながら釣っている人が多かったですが、必ずしも移動が功を奏するとは限らないと思いました。1カ所でじっくり構えたことが結果として他の2人よりよい釣果を得たようです。また、誘いを頻繁にかけたこともよかったようでした」と、喜色満面で結んだ。

 【余呉湖】

 北陸自動車道「木之本IC」からR365を5分走り「余呉湖口」の表示左折3分。問い合わせは電話0749(86)3033、「ビジターセンター」

週末のイチオシ気配

■船(1)■北港・大阪

 マアジ午後ショート便好調。同魚24〜28センチ20〜40尾見込める。サオ3〜3.5メートル、道糸PE1.5〜2.0号、オモリ30号、サビキ8号。要予約。▽ヤザワ渡船=電話06(6573)7712

■船(2)■石鏡・三重

 引き続きヒラメ好調。上之島で同魚40〜70センチ2〜5尾。他にスズキ、メジロなどまじる。オモリ60号、ハリス6号。エサは生きイワシ。要予約。▽幸徳丸=電話090(7303)5080

■船(3)■宮津・京都

 高級魚アマダイ期待。冠島周辺に出て同魚25〜45センチ5〜10尾にレンコダイ1〜5尾まじる。要予約。▽新幸丸=電話0772(28)0160

■船(4)■明石・兵庫

 ガシラ狙いが手堅い。同魚18〜30センチ20〜30尾にメバル18〜28センチ3〜5尾。別船のタチウオ(70〜110センチ)も15〜20尾。要予約。▽名田屋乗合船=電話078(912)7211

■磯(1)■串本・和歌山

 グレ全般的に不調も串本一帯が期待持てる。樫野のナダの大島、出雲崎のジンヨモ、串本大島のヒドコ尾など好釣果出そう。▽「樫野」池畑渡船=電話0735(65)0751▽「出雲崎」谷口渡船=電話0735(62)0890▽「串本大島」芝渡船=電話0735(65)0811

■磯(2)■紀伊長嶋・三重

 ウワテ磯でグレ25〜35センチ5尾前後期待できる。エサはボイル。ハバノリのエサで専門に狙えばイガミ35〜45センチ10尾見込める。▽石倉渡船=電話0597(47)0712

■投げ■岸和田・大阪

 数は下降気味ではあるが、いよいよ今週末あたりまでが最後のチャンスだ。30センチ超がまじる。エサは青イソメ一本で。▽岸和田渡船=電話0724(36)3949

■ワカサギ■余呉湖・滋賀

 絶好調。江土桟橋では1000尾の釣果出ている。川並桟橋で600尾。場所ムラあり。水温5度。鈎サイズは2号を中心に。▽余呉湖漁協=電話0749(86)3033

■管理釣り場■水無瀬川・京都

 アマゴの17〜26センチが連日20尾前後の安定した釣果。エサはミミズか生イクラ。道糸0.4号、アマゴバリ5号、エサは生イクラ。▽水無瀬川漁協組合=電話075(961)6500

 (大阪日日APG 松田勝也)



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