大森均の釣れ釣れ草

舞鶴沖のシロイカ釣り 晩酌用を5ハイ確保

2022年6月24日
シロイカを釣り上げた稲垣さん

 この時季から日本海沿岸に胴長40センチに及ぶ大型のシロイカ(剣先イカ)が回遊してくる。そのサイズを皆が手にできるわけではないが、イカそのものの調理が簡単でおいしいとくれば、人気が出るのは当たり前。大阪や神戸のイカ釣りファンは、鳥取から越前海岸にかけて数多くある出船港に押し寄せる。

▽体が反応

 15日、兵庫県宝塚市に住む稲垣亮二さんは、イカを狙って舞鶴西港から出るルアー船「ROCK ON」に釣り座を構えていた。稲垣さんは、前日の14日に釣行予定であったが、風波強く船止めになっていた。イカ釣りは夜釣りであるため、連休の前日なら次の日はゆっくり休める。反対に後の日になると、深夜帰宅し疲労困憊(こんぱい)と睡眠不足のまま出勤することになる。そんな訳で今回の釣行はあきらめていた。しかし、15日の朝「もしや?」と思いホームページを確認すると「出船予定。イカ空きあり!」と書かれてあるではないか。

 「16日の出勤日は、朝から定例会議の予定が…。責任ある立場の者として疲れた身体での業務対応は避けるべきだとの管理職者として当然の葛藤がありました」と、稲垣さんは一応考えたらしい。

 頭ではそう思いながらも、既に右手は携帯に登録している船長の電話番号を検索し「1名の予約をお願いします!」と、体が反応したというから救い難い。このレベルの釣り狂いになると、この症状は決して特別なものではなく当たり前に近い反射だ。

▽毎月最低2回

 港を出て約40分でポイントに着いた。その頃には西の空が明るくなり、すっかり雨もやんでいた。船長の合図で同船者が一斉に思い思いの色のエギを取りつけたイカメタルイカ仕掛けを海中に投入した。オモリグ仕掛けと呼ばれる広範囲のイカを狙える仕掛けでタナを探しはじめたが、しばらくはアタリもない時間が続いたという。稲垣さんは、経験則で「船に明かりがついてからが勝負」と考え、仕掛けに付けたエギの色を取り換えながら丁寧に釣りを続けその時を辛抱強く待った。

 明かりがついた30分後、後ろの釣り人に小型のイカがヒット。「時合が来たかと穂先に集中しながらの3投目でした。穂先にかすかな異変を感じ、大きく合わせました。穂先から重量感が伝わりイカが針掛かりしていることがわかりました。水面近くで何度もジェット噴射のような水を噴き上げたイカを、ハリスをつかんでゆっくりと抜き上げ、無事に取り込みました。サイズは大きくなかったですが、まずは明日の晩酌用を確保できてホッとしました」とにっこり。

 終わってみると釣果は5ハイ。竿頭が6パイ、まったく釣果のなかった方もいる難しい状況にそれなりに満足できる結果となった。

 イカは7月からが本番。「今月はもう1回、7月8月は毎月最低2回はイカを狙って釣行します」と、稲垣さんは満面の笑みで結んだ。

週末のイチオシ気配

■船(1)■比井・和歌山

 トフに出るイサキ(30〜40センチ)が堅調。同魚60尾の竿頭。オモリ120号、ハリス3号、吹き流し3本針。要予約。▽岬旅館=電話0738(64)2975

■船(2)■明石・兵庫

 良型交じりマダコ上昇気配。連日、同魚0.3〜2.5キロ20〜30パイ前後が竿頭。タコエギ使用。オモリ50号。要予約。▽名田屋乗合船=電話078(912)7211

■船(3)■三国・福井

 解禁した玄達瀬へ出る1日便でヒラマサ70〜125センチ3〜8尾とマダイ60〜80センチ2〜8尾。その日の潮によりイサキ10尾前後交じる。要予約。▽越前FC=電話0776(22)1095

■船(4)■田辺・和歌山

 イカメタルでアカイカ上向く。20日半夜、同魚15〜20センチ85ハイ。別船の本カツオ狙いは4キロ超頭に3〜7尾。要予約。▽海凰丸=電話090(6242)8507

■磯■大引・和歌山

 梅雨グレ堅調。アシカの子、ヒジキ、オオクラなどで25〜35センチ5〜10尾。尾長も交じる。エサはオキアミボイル。水温22度前後。▽上野渡船=電話0738(65)1222

■筏■栖原・和歌山

 21日、五目筏のヌカ切り釣法でグレ23〜35センチ23尾。マタギ筏のかかり釣りでチヌ30〜40センチ2〜6尾。五目筏は小鯖が多く一工夫が必要。▽かるも丸=電話0737(62)3527

■波止■大阪湾全域

 マダコが武庫川沖一文字、大阪北港などで100〜900グラム5〜10パイと大阪湾全域で上昇気配。8月にかけてさらに上向く。▽武庫川渡船=電話06(6430)6519▽ヤザワ渡船=電話06(6573)7712▽岸和田渡船=電話072(436)3949

■投げ■妻鹿・兵庫

 キス上向き。7番付近で同魚17〜23センチ15〜30尾。エサは石ゴカイ。ガシラ、カレイ、アイナメ交じり退屈しない。▽日の出渡船=電話079(246)3030

■SW■大阪湾全域・大阪

 大雨が降れば大阪湾の各河口付近でハネの爆釣必至。エサになる小魚などが押し流されてくるものを待ち受けている。小河川の河口がポイント絞り込みやすい。▽MAX岸和田=電話=072(436)2828

 (大阪日日APG 錦 剛司)



サイト内検索