吉武英行 五感の旅

お客の言い分

2021年6月7日
スイッチの配置図や操作ガイドがあれば…

 5月にビジネスで京都に1泊することになった。気象庁は梅雨のはしりという、とにかくうっとうしい曇り空で蒸し暑い日である。ホテルぐらいはゆったりしたところにしたいと思い、インターネットで検索し、老舗の中堅程度のシティーホテルにツインのシングルユースで予約をする。リニューアル後の写真で見る限りお値打ち感がある。

 当日、夕方にチェックイン。宿泊するのは初めての宿だ。「お部屋までご案内いたしますか、それともご自分で行かれますか?」とのフロント係の問いに、案内してもらいますと答えると「ただいまスタッフがおりませんので、少々お待ちください」とのこと。早く休みたいと思い、案内なしで行くことに。

 基本は部屋まで案内、常連は自分で部屋へということだろうが、もう少しわかりやすい案内の仕方とか目印の表示があるべきではないか。迷いながらどうにか客室まで到着。客室は写真よりは狭く感じたが、リニューアルのおかげで清潔感もあり、ベッドもシモンズ社製。23平方メートルだが十分な広さである。

 さて夜、睡眠体制に入ろうとナイトテーブルの照明スイッチを探すと、ルーム表示を発見。「おやすみ」とボタンを押すと、客室玄関前の空間ライトだけが消えて、あとは反応なし。ライティングデスクとかフロアスタンドは個別に消さなければならなかった。まあよくあることだと思って起き上がって消して回ったが、フロアスタンドだけはスイッチが見当たらない。数分の間、スイッチ探しに時間を費やした。

 大したことではないが、イライラしたのは事実。客室内のダイレクトリーにスイッチ配置図とか操作ガイドなどを用意してくれると、小さなストレスから解放されるのだが。

 (ホテル・旅館プロデューサー)



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