キラリと光る★なにわの企業図鑑

 久しく「地盤沈下」と表現されてきた大阪だが、魅力的な企業がめきめきと頭角を現している。商品やサービスはもちろん、近年話題となっている労働環境まで、多彩な展開で注目を集めている。そんなキラリと光る現場に焦点を当てる。

ココウェル

2019年8月22日

ココナツの恵みを生かして 産地の貧困問題解決も目指す

 ココナツオイルは3種類を用意。粉砕した生の果肉を40度以下の温風で乾燥させ、水分を0.1%以下にまで取り除いてから低温圧搾する最新製法のエキストラバージンココナツオイルに加え、炒め物、揚げ物にお薦めの香りのないココナツオイルと、冬でも固まりにくい中鎖脂肪酸93%のリキッドココナツオイルだ。
 そのほか、血糖値の上昇が緩やかなココナツシュガー、ココナツミルクパウダーなどのココナツ食品、ココナツオイルで作るリップクリームや洗顔せっけんなどのコスメも取り扱っている。
 大阪市西区北堀江1丁目に、2016年7月にオープンした「ココウェルカフェ」。ココナツオイルやココナツミルク、ココナツシュガーなどココナツの材料と自然農法の野菜をふんだんに使ったランチ、スイーツ、ドリンクを提供している。
 8、9月のココウェルカフェではカレーフェアを開催中。人気の「ほうれん草カレー」に加え、限定の「ココナッツクリームカレー」=写真=や「海老(えび)とトマトのスパイシーカレー」も用意している。

 フィリピンのココナツ製品を、開発・販売する日本初のココナツ専門ブランド「ココウェル」。ココナツのオイルや食品、コスメを取り扱っており、カフェも展開。オーガニックココナツの恵みを生かした製品を届けることで、利用者の美容と健康に寄与している。ココナツ製品を多くの人に使ってもらうことで、産地であるフィリピンの貧困もなくし、自立した産業化と持続的発展を目指している。

ココウェル 水井 裕社長

魅力を正確に伝える

 −ココナツ製品の普及を目指すきっかけは。

 「学生時代に途上国の環境問題を学ぶためにフィリピンに留学し、深刻な環境問題に衝撃を受けた。何か解決できる方法はないかと思い続け、その答えがココナツだった」

 −一時のココナツブームは過ぎ去ったように見えるが、どのように取り組むのか。

 「なぜいいのかちゃんと理解して使っている人がほとんどいなかった。本当にいい理由、メカニズムを伝える講座をしている」

 −今後の目標は。

 「ココナツの魅力をより多くの人に正確に伝え、どこの食卓にもココナツ製品がある、そういう文化にしたい。ココナツはそれくらいの可能性を秘めている。環境、貧困、健康の問題に貢献できる。ココナツ農家をはじめとする産地のフィリピンの貧困問題解決にも継続的に貢献したい」


■本  社 大阪市西区立売堀5の5の7
■社  長 水井裕
■創  業 2004年
■スタッフ 23人


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