澪標 ―みおつくし―

ドリームキラー現る

さくらいりょうこ
オカリナ奏者
2020年3月9日

 前回の投稿から今回の投稿までの間に、メンタルを含め、かなり体調を崩していました。自分でどうすることもできないくらいの倦怠(けんたい)感、頭痛、目まいに苦しめられました。病院で検査をすると、ビタミンB12欠乏による貧血との診断。輸血をし、ビタミンB12を注射で補うと、みるみる良くなりました。舞台に立つ者として体調管理は一番重要なのに、ふらふらになってしまったことは大反省です。

 体調が悪いとメンタルも落ちます。いや、メンタルが落ちると体調が悪くなるのかもしれません。今回は後者のように思えます。

 それは、この間に“ドリームキラー”が2人も現れたからです。

 ドリームキラーとは、他人の夢や目標をつぶそうとする人のことです。しかし、そこに悪意があるかどうかは別の話で、その人は「よかれ」と思って注意している場合が多いです。

 「あなたにグラミー賞は無理でしょう」

 これが、ドリームキラーが私に言った言葉です。近しい人からの言葉でした。それを言ってはおしまいやん…という言葉ですよね。もっともらしい理由もありました。

 言葉って恐ろしいですね。私から、夢をかなえるエネルギーをみるみる吸い取ってしまいました。そして、体調までも悪くなっていったのです。

 他人に言われて力をなくす夢なら到底かなわないだろう、と思われるかもしれません。私自身もそう思います。しかし、私は「なぜ、この人が私に夢がかなわないって言うのだろう?」というところで立ち止まってしまったのです。寝ても覚めても、思い悩んでしまいました。

 3か月ほどかけて、心を休め、受け流すことに集中してきました。沈んだ心が浮上するとともに、体調も万全になりました。私はこれからの教育講演では、このドリームキラーの話を伝えていこうと思います。子どもたちの心と体、そして夢を守るために。

 この連載と同じ時系列でいろいろなことが起こります。なかなか平穏にいかない人生ですが、これもまた面白い。次回は最終回。いったい何が起こるのでしょうか。楽しみです。

(大阪市北区)


サイト内検索