澪標 ―みおつくし―

昆布の「UMAMI」を世界へ

喜多條 清光 天満大阪昆布 主人
2020年10月26日

 こんにちは。大阪・天満の地で生まれ育った生粋の大阪人! 天満大阪昆布 主人 喜多條清光と申します。現在も同じ場所で昆布売りを、必死になって頑張っております。

 2021年早々に70歳になりますので、昆布業界からは引退し、昆布食文化の次世代への健全な継承に力を注ぎたいと数年前より思っていた直後の「新型コロナウイルス」騒動です。

 1月頃には「新しい型のインフルエンザかな」程度にしか思っていなかったのですが、2月20日すぎに突然、恒例になっているインテックス大阪での決算期末バーゲンセールが、前日に主催者より中止が発表されました。初めて味わったショックでした。

 次に僕にとって衝撃的な出来事は、3月19日の吉村大阪府知事からの兵庫県への移動自粛要請です。その週末には、仲の良い仲間と今年初めての食事会を楽しみに、御影のレストランを予約していました。同じ日の朝には、40年以上お世話になっている甲子園のお店に調髪の予約も入れていましたが、すべて大慌てでキャンセルしました。

 それからは皆さんと同じですが、緊急事態宣言・休業要請・営業時間短縮など、これまでに経験したことのない事態が、次々に起こりだしました。

 年齢から言えば僕たちがこれまでの経験を生かして、人々の先頭に立って動かないといけないのですが、今までの経験が全く役に立たない事に歯がゆい思いをしていました。しかし、今必要なのは若いパワーの判断力と行動力だと思い、「新型コロナウイルス」関連については、全面的に若い人たちの意見と判断に従っています。

 もちろん、僕たちには若い人たちにはできない大切な事柄がたくさんあります。僕自身で言えば、日本特有の昆布食文化を昭和・平成・令和時代で磨き上げた新昆布術「昆布水」利用法を、皆さまにきちんと伝え続けることです。そのために日本各地での昆布会や講演会をたくさんしてきましたが、実際に人が集まることを避けての普及活動が求められています。

 そこにうれしいお知らせがありました! 政府も農林水産省も同じ思いの生産者を支援するシステム【#元気いただきます。プロジェクト】として立ち上げ、消費者の商品にかかる送料を全額負担してくださるようになり、僕の会社は昆布屋で唯一登録事業者になりました。よろしければQRコード=写真=からのぞいて見てくださいね!

 次回から僕の生い立ちや実際に体験した面白いエピソードなどを書いていきますね。

 (大阪市北区、きたじょう・きよみつ)

 【プロフィル】昆布問屋になって50年、昆布屋に生まれてきた意義を認識し、現在、日本各地をはじめ世界中に昆布による「UMAMIと健康」の啓発活動を行っている。昆布水の生みの親としても知られ、昆布の「UMAMI」を責任をもって伝えることを使命としている。長兄・喜多條忠は「神田川」 「妹」などの作詞家。企業ページhttps://shop−kombu


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