澪標 ―みおつくし―

みるみる

みまきんぐ
研究美術家
2021年5月3日

 みまきんぐによるアートな背中診断の事を「ミマキング診療所」と呼んでいます。受診の流れは、まずマッサージを受けてもらいます。これは美術家のインスピレーションのための行為であって治療ではありません。その後、すぐに絵描きのカルテを描き出していきます。あなたの背中に見えた心象風景のようなものを読み解きながら描いていきます。今や背中カルテも800枚を超え千人を目指してます。その中で共通して見られるオリジナルキャラがいて、その代表的なのが「ングバガ」「疲れ虫」「みるみる」です。

 ングバガは、汚れた血の塊が細長い顔になったもので両肩に乗っています。楽しく毎日を過ごしている人はングバガも軽く楽しい顔、責任感が強く何事も重く捉える人は鉄のように重く真面目な顔のングバガ。右肩はやらないといけない事。左肩はしたくてやっている事。ングバガを何本も生やしている人(複数の仕事同時進行型)、一つだけのングバガの人(公私混同型)などそれぞれです。

 次は疲れ虫。これはストレスを感じた時にやってくる虫です。例えば、花瓶を割ってしまった、忙しい仕事が続いているなど、いわゆるガーンとなった時、疲れ虫に襲われます。疲れ虫はヒゲで人の背中を傷つけ、その細かい傷に卵を産みつけるのです。

 その卵が背骨周辺や肩甲骨周りの触ってコリコリする凝りの正体です。いつの間にか凝りは吸収されていくのですが、体が休まらないと卵から幼虫がかえってしまいます。幼虫が体を駆けずり回っている状態というのは、思わず「疲れたー」と口にしてしまっている時です。疲れがたまりすぎると、幼虫たちが徒党を組みさまざまな疾患を繰り広げてしまいます。

 最後にみんなが必ず持っている、みるみるです。夢中になって没頭して時間も忘れてしまう。感動したりうれしいと感じた時、疲れも両肩の重さも忘れています。そんな時、みるみるはのびのびとしています。みるみるはシャボン玉のように透明だけど表面はいろいろな色に光っている、しづくのような形をしているかわいいやつです。

 みるみるを大事に飼っている人は自分らしく生きています。みるみるを閉じ込めて自分らしさを押し込めているとみるみるは悲しみます。体のどの場所に何色のみるみるが居るかによって個性が変わってきます。人に助言をすればするほど自分も癒やされる赤いみるみる(カウンセラータイプ)。なり切って演じることで自分が癒やされる黄色いみるみる(アクタータイプ)。見て感じて描き出す青いみるみる(絵描き占い師タイプ)などです。

 どちらかと言えば、疲れやストレスに抵抗した人の背中の凝りというネガティブなものを面白く描き出すというミマキング診療所だったのですが、背中診断の次のステップとしてみるみる診断をしていきたい。コロナ終息後は、みるみるに照準を合わせていきたいと思ってます。

 その時はぜひ、皆さん被験者になってください!(大阪府茨木市)



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