澪標 ―みおつくし―

村上和雄先生を追悼し、サムシング・グレートの存在を再認識

金岡 重雄
カナオカ機材取締役会長、CS研究会会長
2021年5月31日

 尊敬する村上和雄先生(筑波大学名誉教授)が4月13日、逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 村上先生は遺伝子工学の世界的権威とし活躍された一方で、人間を形つくっている「細胞」や「魂」、「祈り」などについても独自に研究。宇宙には科学では説明し切れない「生命の神秘を司(つかさど)る存在」があることを痛感され、この存在を「人智を超えた偉大なるもの」として、“サムシング・グレート”と名付けられ、世界中から注目されました。

 私もサムシング・グレートは存在すると確信しており、自転車事故で生死の境をさまようなど、何度か奇跡を体験しています。また、多くの人たちとの良き縁に恵まれた環境の中、思わぬところで天や運に味方され、生かされています。

 約37兆個の細胞を持った人間として「生命」を与えてくれた両親をはじめ、信心する天理教の親神様、参拝するたびにご加護をいただいている由緒ある神社・仏閣の宮司、老師の方々…。素晴らしい皆さま方のおかげで、83歳の今も元気で仕事ができるのも「サムシング・グレートのおかげ」と感謝しています。

 村上先生は奈良県天理市出身で生前、半生を振り返って月刊誌『致知』に「大自然の不思議な力で生かされているという側面を決して忘れてはならないと思うのです。心からありがたいと思うのは、天理学園で天理教の教えに浴せたことでした。その教えに導いていただいたおかげで、今日まで来ることができた、と実感しています」と記しています。天理教の教えが原点となり、サムシング・グレートの存在を確信するに至ったことが推察されます。

 天理教の教えを通じて村上先生に親近感を抱いていた今中孝信先生(天理よろづ相談所病院元副院長)も『致知』で村上先生と対談された際、「村上先生と私の共通点は共に天理教会に生まれ…村上先生は生命科学研究、私は医学の道に進み、分野こそ違え、共に科学と宗教の両面から物事を捉えていた点にある」と語っています。

 また、村上先生と今中先生は新型コロナウイルスについて「サムシング・グレートからの重大な警鐘」という認識で一致されていました。

 村上先生、今中先生とも造詣が深い天理教の教えは、私の人生の指針となっており、目に見えない形で数多くの恩恵にあずかっています。親神様の教えである「陽気ぐらし」「奉仕」「人助け」の理念に沿って、困っている人がいれば積極的に汗を流していくようにしています。

 親神様は全人類救済の道を示されており、私もサムシング・グレートの存在を信じ、「生かされていること」に感謝しながら、世のため人のため、そして全世界のために少しでも貢献していきたい、と考えています。 (大阪府東大阪市、かなおか・しげお)



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