澪標 ―みおつくし―

身近な課題、健康・防災減災に図書館活用を

岡本 泰子
大阪市立中央図書館利用サービス担当係長
2021年8月9日

 昔より夏が暑くなったとよく聞きます。そこで、気象庁ホームページ(HP)で大阪の8月の日平均気温の月平均値を調べたところ、1970年は28・2℃、2020年は30・7℃に上昇していました。

 厳しさを増す、マスクをつけて過ごす夏が少しでも快適になればと、中央図書館2階では、栄養と料理や、熱中症・コロナ対策などの本を集めた「夏をのりきる」展を9月15日まで開催しています。図書館HPで展示図書リストを公開、大阪市の図書館カードとパスワードがあれば、図書の取り置き予約も可能です。図書館HPの「新型コロナウイルス感染症に関する情報収集について」ページでは、大阪市・府・国・関連機関の、ワクチン接種の情報や、各種支援情報、感染した人の体験談を読みたいなど、コロナウイルスに関する、当館や全国の図書館に寄せられた質問の調査結果も紹介しています。

 また、最近災害報道を耳にすることが多いですが、大阪は、江戸期の安政南海地震、明治の淀川大洪水、昭和の室戸・ジェーン台風、平成の阪神大震災・大阪北部地震・2018年の台風21号など、災害に繰り返し襲われてきました。防災関連資料をより活用していただきたいと、図書館では、2018年から大阪管区気象台と連携して展示などを行っています。

 中央図書館2階では、ゲリラ豪雨・雷が起こるメカニズムなどの本を集めた「夏のお天気に気をつけて!」展にあわせて、パネル展示「カルタでカタル by 気象台」で、気象台が発信する情報をかわいいカルタで紹介し、気象庁発行のチラシもご用意しています。(9月15日まで)旭図書館では、気象台の雨量計や、危険度分布情報(キキクル)の紹介パネルを展示しています(8月18日まで)。

 2020年には、中央図書館2階に防災コーナーを設置しました。自然災害のしくみを解説した図書、過去の災害の記録、防災・減災について、例えばキャンプなどでも活用できる防災食の本、大水害の安全対策の本や、大阪市消防局・気象庁などのチラシも用意しています。8月6日から8日には、大阪市と災害時の気泡緩衝材などの供給に関する協定締結企業の協力で、身近な素材(プチプチ)の災害時の活用法を紹介しました。

 動画「大阪市立中央図書館防災コーナーご案内 知ってそなえる減災につなげる」では、大阪の過去の災害の文献・写真画像を見ることのできるデジタルアーカイブ、防災に役立つ電子書籍など、ご自宅から利用可能なサービスも案内しています。大阪市教育委員会ユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v WxocfCPeG40)、また図書館のSNS、「大阪市立図書館の災害・防災関連の取り組み」ページでも情報を発信しています。皆さんの身近な課題にも、図書館や図書館HPをどうぞお役立てください。(大阪市西区、おかもと・やすこ)



サイト内検索