霜越春樹の大阪 MODEL COLLECTION

第400回記念 アンミカ (TEN CARAT)

2021年5月25日

今年は最高の準備期間

(C)SHIMOKOSHI HARUKI/PRESSSEVEN
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 ポートレートフォトグラファーの霜越春樹が、関西のモデルシーンを盛り上げるために2012年10月から連載を続けてきた「大阪モデルコレクション」も9年目に突入し、ついに400回を迎えた。200回、300回の節目に続き、400回記念にもモデルとして揺るがない地位を築き、タレントとしてテレビなど多方面で大活躍するアンミカさんが登場してくれた。 (ヘアメーク 角出拡之)

■ネガティブを知る強さ

 「ネガティブを知っているから」−。ポジティブさの源を尋ねると、すぐにこの返答。「人の苦しみに寄り添ったり、ネガティブな経験をしたことがないと、ポジティブさのありがたみが分からないと思う」。

 幼少期に背負った不運や理不尽な出来事、さらにさまざまなコンプレックスから逃げずに向き合い受け入れてきた。「みんなが寄り添ってくれて、心配りや優しさに救われた。自分も優しさを与えられる人になりたいと思った」ことが、前向きに生きる気持ちになる大きなきっかけとなった。

 そして子どもの時に通っていた教会の神父さんの「物事を悲観的に捉えて、誰かのせいにして被害者意識の沼にはまってしまうと、成長しようとする芽を摘んでしまう。どんな事でも自分が幸せになる階段だと思えば、知恵と工夫と武器が身につく」という考え方が心の支えにもなった。もちろん両親が大切にしていた「頭を柔らかくして、素直に物事を吸収しなさい」という教えも大切に守ってきた。

■コロナ禍だからこそ

 コロナ禍でモデルの仕事が減っている現状は重々承知の上で、それでもあえて「暇だ暇だと言って、不安だ、大変だと被害者意識で今、部屋にこもっているモデルは絶対に売れません」と厳しい言葉を投げかける。「常に先の事を考え、準備をしていなければキャスティングされない」モデルの世界や芸能界で、甘えが許されないことを知っているからだ。

 新聞を読んで、社会の情報を頭に入れて自分の意見を持つことで「人の凜(りん)とした魅力につながると思う」。そして「世の中で起こっていることを自分の事として捉える」幅広い学びが、人とは違うキラリとした魅力や付加価値になる。

 だからこそ、今は最高の準備期間とポジティブに捉える。「自分がきれいでいるための練習をする。表現力の練習をする。知性を磨く。いろんな映画を見てファッションを学ぶ。取りたい資格に挑戦する」。誰もが同じスタートラインに立っている今こそ「努力した人が来年、再来年チャンスをつかめる。今はSNSが最高の時代。一夜にしてスターになれる」。

 大阪で成功を夢見て踏ん張り続けるモデルたちに、「今、準備した人勝ち。今はチャンス」と力強いエール。

ポジティブ脳になる魔法の言葉
 【ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アンミカ】(講談社・1485円)
 「今の閉塞感がある世の中に圧倒的な笑顔とオシャレなファッションに、人生で救われてきた言葉たちを添えてカレンダーにしたいと思った」。超一流のブランドとともに、日頃から書き留めていた言葉の中からポジティブ脳になれる「皆さんに伝えたい言葉」を厳選。「朝起きた時に見て気分を上げてもらい、夜寝る前に1枚めくって、一日を振り返ってもいい。お気に入りのページを好きな場所に置いてもらってもうれしい」


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