きらめきびと

人生、立ち止まってもいい

メンタルサポートアカデミー主宰
山上 りるもさん
2022年3月8日

 コロナ禍の中、生きづらさ、孤独を抱え最悪の場合は自ら命を絶ってしまう人、犯罪に手を染めてしまう人が年々増えている。原因が分からずに自死する人も多い。「そんな暗いニュースを目にする度、心が痛みます。生きづらさから解放される方が増えるよう、サポートができれば」。今年2月に著書「生きづらさを抱える人たちへ」(東京図書出版発行/リフレ出版発売)を出版した。

 元々、本業は筆跡診断士「オフィスりるも」代表で、これまで筆跡心理学を取り入れたコンサルタント業務をはじめ、企業からの依頼による講演活動を全国各地で行っていた。全国初の試みとして、拘置所で筆跡心理学を取り入れた更生・教育にも関わってきた。

 そんな山上さんだが、「コロナ禍で講演活動ができなくなって、自分と向き合う時間ができたんです」。すると、幼少期の自分自身が生きづらさ、孤独を抱え生きてきた一人でもあったことに気付き、「他人から認められたい」「自分が自分を認めたい、愛したい」という「承認要求」という言葉が自分に強く当てはまっている事にも気付いた。

 「これからの後半の人生は自分らしく生きて、何らかの形で社会に貢献したい」と徹底的に過去の自分と向き合った。これまで誰にも話せなかった自らの幼少期、大人になってからの自らの体験をつづった。書き進めるとつらさのあまり、とめどもなく涙があふれてきた。

 そして分かったことは「私が本当に知りたかったのは他人ではなく自分自身のことだった」。山上さんは長年にわたって自分の感情を抑圧してきたことが原因で「生きづらさ」「孤独」を感じていたことが分かったという。

 「誰もがSOSを発信できる環境が必要です。もう頑張らなくてもいい。立ち止まってもいい。泣いていい。自分を傷つけないことです。必ず、あなたを理解してくれる人と出会えます。生きていて本当に良かったと思える時がきます」とメッセージを送る。54歳。大阪市城東区。



サイト内検索