きらめきびと

「皮膚は最大の臓器」

いとう皮膚科クリニック院長 伊東 詩織さん
2022年7月8日

 大阪の中心地、梅田で「いとう皮膚科クリニック」を運営する。多くの患者からの信頼を集め、今年5月に満10年を迎えた。モットーは恩師から学んだ「皮膚は最大の臓器」という教え。「開業医としてわずかな異変も見逃したくない」と話す。

 両親も親族も医療関係者ではない。医師を目指すきっかけとなったのはテレビドラマだった。大学では一時、他の学部で学んでいたが、夢をあきらめきれずに医師の道へと進んだ。

 当初は外科医を希望していたが、さまざまな分野を学ぶうちに皮膚科の重要性を再認識。「高校時代など若い頃にやけどやニキビなどで通院した経験があったことも要因になった」。

 さらに専門知識を学ぶ中で恩師の姿も刺激となった。「白血病を皮膚組織の分析から見つけ出すなど、内科や外科といった他の先生方からも一目置かれていた」。その恩師から「皮膚は体全体のセンサー」と教えられた。

 皮膚科の医師となり、恩師の言葉はさらに重みを増した。「皮膚の不調を軽く見る人が多い。もっと早く医師に診てもらっていれば重篤にならずにすんだのに」と思うこともしばしばあった。

 勤務医から10年前に現在のクリニックを開業。「経営者としても、医師としても本当にスタッフ、患者さんに支えられた」と笑う。そして「最初に患者さんを見るのがわれわれ開業医。常に変わらぬクオリティーで間違いのない初期診断を下す必要がある」と重要性をかみしめている。

 大阪市在住。




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