来阪catch

35ミリ+30分の真剣勝負

「あなたみたいに、なりたくない。」 川崎 僚
「Le Cerveau セルヴォ」 島田欣征
「魚座どうし」 山中瑤子
2020年2月29日

ndjc新人監督3人

新作にチャレンジした左から川崎僚、島田欣征、山中瑤子の各監督=大阪市内

 文化庁委託事業「ndjc(若手映画作家育成プロジェクト)2019」で35ミリフィルム+30分の短編映画に挑戦した新人監督3人の作品が3月13日から1週間、シネ・リーブル梅田で上映される。「あなたみたいに、なりたくない。」の川崎僚監督(33)、「Le Cerveau セルヴォ」の島田欣征監督(同)、「魚座どうし」の山中瑤子監督(22)に狙いなどを聞いた。

 「あなたみたいに、なりたくない。」は、川崎監督が婚活した時の体験をもとに書き下ろしたオリジナルストーリー。28歳のOL(阿部純子)が、年上の先輩(小島聖)のようになりたくないと、婚活を始める話で「プロの女優さんと一緒に本当の幸せとは何かを考えながら作った。ラストは甘えてはいけないという自分に対するメッセージも入っている」という。

 大分県出身。早大第2文学部卒業後、現在はシナリオライターとしてドラマなどに関わっている。「映画では伊丹十三監督の作品が好き。次に撮れるならロードムービーがいい」

 「Le Cerveau セルヴォ」は、島田監督が好きな特撮を取り入れたSFファンタジー。「2人の女性の身体と脳が入れ替わって起きる物語。例えば『マトリックス』のようなタッチを狙った。どちらかというとエンタメ路線志向なので、楽しい映画にしたかった。タイトルはフランス語で、2人の女性が弾くピアノの曲がピーポイントになっている」

 東京都出身。大学で撮影、編集、3DCGなどを学びCG制作会社を経て監督として独立。「今後も合成などを使ってアクション・コメディーを撮りたい」

 「魚座どうし」は、初監督作「あみこ」(PFFアワード2017で入選)に続く山中監督の自画像的作品。「魚座は順番で最後の星座で学年の中では一番若い。私もそうなので、昔の自分を思い出しながら、その周囲にいた同じ年代の男の子の話を考えた。親や教師に反発しながら、何かに気付いていく彼らを見つめたかった」

 長野県生まれで日大芸術学部を中退。「親に反抗しこの道を選んだ。親は公務員とかを希望していたが、説得するためいろいろ作戦を考えた」。オムニバス映画「21世紀の女の子/回転てん子とどりーむ母ちゃん」(19年)を撮っている。



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