戦跡を巡る 戦渦を超えて75年

 今年は戦後75年の節目。戦争を体験した世代が少なくなる中、ちまたには軍関連の遺構や空襲の傷痕、犠牲者を悼む慰霊碑など、もの言わぬ戦争の証言者が現存している。しかし華々しい開発の陰で姿を消した戦争遺構も多く、運よく保存・転用されているものはごく一部にとどまる。令和の新時代を迎えてなお、人知れず戦争の戦渦と恒久平和を無言で訴える戦跡を写真で紹介する。

戦跡を巡る 戦渦を超えて75年(15)

2020年6月9日

第3砲座跡(和歌山市)

 第3砲台の砲座跡。弾丸や弾薬庫を含めた大半の施設は地下化されており、複数の砲座が当時のままトンネルで結ばれている。


将校宿舎跡(和歌山市)

 駐屯兵が生活した将校宿舎跡。地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の4島からなる友ケ島内各所にあった建物は内部が純日本式の間取りで、当時の将校たちの憩いの場だった。


要塞砲弾(和歌山市)

 沖ノ島にあった旧陸軍の軍事施設、第3砲台、第4砲台に配備していた8インチ砲の弾丸。大砲は敗戦後、再利用されることのないよう破壊された。


第3砲台跡(和歌山市)

 赤れんが造りが目を引く第3砲台跡の弾薬支庫内部。友ケ島の中で最大面積の沖ノ島は、旧陸軍の軍事施設だった五つの砲台跡があり、専守防衛の施設とされた。



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