戦跡を巡る 戦渦を超えて75年

 今年は戦後75年の節目。戦争を体験した世代が少なくなる中、ちまたには軍関連の遺構や空襲の傷痕、犠牲者を悼む慰霊碑など、もの言わぬ戦争の証言者が現存している。しかし華々しい開発の陰で姿を消した戦争遺構も多く、運よく保存・転用されているものはごく一部にとどまる。令和の新時代を迎えてなお、人知れず戦争の戦渦と恒久平和を無言で訴える戦跡を写真で紹介する。

戦跡を巡る 戦渦を超えて75年(19)

2020年7月2日

元波除警防団員 戦災死者之碑・慰霊之碑 (大阪市港区)

 大阪市港区は1945年3月や6月の大規模空襲で大きな被害を受けた。波除地区には54年、碑が建った。慰霊之碑の側面には「昭和二十年の大阪空襲にさいし当波除地区において不慮の死をとげられた諸霊に謹しんで哀悼の誠を捧げ」とある。



竹林寺の焼け焦げた地蔵 (大阪市西区)

 1945年3月13〜14日の米軍による大規模な空襲で、西区一帯は火の海と化した。竹林寺一帯も全焼。空襲で焼け焦げた地蔵が今も安置されている。



サイト内検索