日露戦争で捕虜となったロシア兵を収容した「浜寺俘虜(ふりょ)収容所」が高石市などの海岸部にあった。最大で2万8千人を収容。南海高師浜線・高師浜駅前に案内パネルがあり、「高師浜2・4丁目、千代田2・4・6丁目一帯に残る整然とした道路は、俘虜収容所の区画の名残」といわれる。
太平洋戦争で命を落とした泉大津市出身者の冥福を祈り、1954年8月、春日墓地内に建立。説明板によると総工費は約667万円(当時)で、そのうち246万円は戦没者の父母や妻、兄弟姉妹ら多くの人からの寄付で賄われた。「不戦の誓い」であり「平和の塔」。
「浜寺俘虜収容所」に収容された後、亡くなったロシア兵が眠る。春日墓地の中に並ぶ墓石は89基。市によると地区の住民が、異国の地で亡くなった兵士のために自分たちの墓地のうち約600平方メートルを提供。戦争終結100年に当たる2005年には、兵士の遺族や関係者が訪問して式典が催された。
日露友好親善と「浜寺ロシア人俘虜収容所」の歴史を後世に伝えるため2002年、浜寺公園内に建立。碑には当時の内閣総理大臣の小泉純一郎氏と、プーチン大統領の署名。捕虜が丁重に取り扱われ、地域住民との交流も盛んだったことが記されている。
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