大人の社会見学

 大人にしか味わえない、大人だからこそ学びたい施設を行く−。それを「大人の社会見学」と呼ぶ。食品工場や伝統産業資料室、工業遺産など関西有数のスポットを写真に収めながら、地域との密着や歴史、魅力を取り上げていく。

自然豊かな服部緑地 (豊中市服部緑地1−1)

2020年10月15日

大阪府レク「ふれあい歩育」に参加

緑豊かで広大な園内を歩く参加者ら
輪になって笹舟づくりに挑戦
出来上がった笹舟を水に浮かべ、いざ競争

 ウィズコロナの時代に合った新しい生活様式が求められる今、余暇の過ごし方についても見直しが進んでいる。身近な屋外でのレクリエーション活動は密集を避け、心身をリフレッシュする有効な選択肢の一つ。豊中市の服部緑地であった大阪府レクリエーション協会の体験型イベント「ふれあい歩育」に参加し、さまざまな世代の参加者と公園を散策、草遊びやクラフト体験を楽しんだ。

 服部緑地は約126ヘクタール、甲子園球場33個分の規模を誇り、広大な林の中には池が点在。陸上競技場や野球場、野外音楽堂などを備え、「日本の都市公園100選」にも選ばれている。

◇昔懐かしささ舟作り

 噴水が目印の東中央広場に集合し、まずは「検温」「消毒」「マスク」。密集を避けるため3班に分かれ、資格取得の授業の一環で参加していた福祉関係の専門学校生らと出発した。

 開けた原っぱで、ささ舟作りに挑戦。葉の両端に切れ目を入れて、完成したらいざ水辺へ。「浮かんだ」「壊れた」と歓声が上がる。続いてあちこちに散らばったパネルをたどるゲーム。参加者らが声を掛け合い、助け合い、自然と打ち解けていく。

 手先が器用で、気さくなインドネシアの留学生、アデエロリヤーさん(24)は、すぐさまグループの頼れるリーダーに。将来は母国で福祉関係の仕事に就く考えで「日本で学び、施設長になりたい」と語ると、周りにいた仲間らが一斉に大きくうなずいた。

◇今こそレクリエーション

 木々が生い茂る休憩所では、2枚の布を織り込む匂い袋作り。自然の中のものを探すネイチャービンゴや、葉先がV字に切れるヤハズソウでしおり作りなど、緑地内のいたるところに遊びがあると気付く。

 府レクは感染拡大防止のため、春先から事業や講習会を休止してきた。9月から徐々に活動を再開。働き方の見直しや健康意識の高まりを背景に、レクリエーションに関心を持つ企業からの問い合わせも目立ち始めているという。

 協会常務理事の畑中一一さん(83)は「コロナ禍の今こそ、レクリエーションで心身をリフレッシュし、心と体を健やかに保つのは意義深いこと。府レクには工夫を凝らしたさまざまなメニューがあるので、多くの方々にご活用いただきたい」と話していた。



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