トレンド特急便

近大の養殖魚「ヒラブリ」食べて

2018年4月14日

ヒラマサとブリのいいとこ取り 「水産研」大阪店などで提供

ヒラブリの握り寿司
ヒラブリの梅塩焼き

 近畿大(東大阪市)が開発したオリジナルの養殖魚「ヒラブリ」を使った握(にぎ)り寿司(ずし)などの新メニューが、養殖魚専門料理店の「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」大阪店(グランフロント大阪北館)などで販売されている。

 ヒラブリは、ヒラマサの雌とブリの雄を交配させた交雑魚。異なる魚種の特質を受け継ぐ研究を行い、交配することで、それぞれの魚種の良い部分を遺伝させることができるという。

 ブリは脂質が多く脂の乗りは良いが、コラーゲンの含有量が少ないため、ヒラマサに比べると歯応えに関して物足りなさがあったという。このため、ブリ属で「最も美味」といわれるヒラマサを掛け合わせることで、ブリ特有の脂肪分を少なくすることに成功。さらにヒラマサの歯応えを受け継いだ高い味わいのヒラブリが誕生した。

 近大では、品種改良の一環として、1970年にブリの雌とヒラマサの雄の交雑魚である「ブリヒラ」の研究に成功。ブリヒラを2015年から1年間、同研究所の大阪店などで提供し、好評だったという。

 今回、提供するヒラブリは、ブリヒラに比べると透明感が高く、歯応えが良いことが特長。透明感のある身質はシャリとの相性が良いといい、店舗では「近大産ヒラブリの握り寿司」のメニューで600円で販売する。

 このほか、店舗で提供する「近大産ヒラブリの梅塩焼き」(800円)は、さっぱりとした風味が印象的な一品。大阪店の植田克己料理長は「ヒラブリはブリヒラとはまた違った良さがある。来店をお待ちしています」としている。

 在庫がなくなるまで販売する。同研究所の銀座店(東京都中央区)でも同じメニューを取り扱う。

 問い合わせは電話06(6485)7103、大阪店、03(6228)5863、銀座店。