トレンド特急便

20周年迎える「天満音楽祭」

2019年10月2日

350組3000人熱演へ 27日開催

昨年の「天音」でゴスペルを歌う中川さん(中川誠十郎さん提供)
堀川小のマーチングの様子(堀川小提供)

 大阪の秋の風物詩「天満音楽祭」(実行委員会主催)が27日に開催される。約350組3千人のミュージシャンが天満・天神エリアを中心に大阪市北区の31会場で、ポップス、ジャズ、ゴスペルなど多彩なジャンルの演奏で街を盛り上げる。アマチュアバンド時代の快感が忘れられない地元の企業家仲間の発案で2000年にスタート。今年で20周年を迎えるが、一貫したテーマは「音づくり・仲間づくり・街づくり」で、大きく成長してもボランティアに支えられた手作りの音楽祭であることが特徴だ。今年は31会場とは別に、大川から大阪水上バス「水都号アクアmini」での船上演奏も行われる。

 当初は6会場で58バンドが演奏し、観客も4千人ほどから始まった「天音」だが、今では3万人を超える人が演奏を楽しむイベントに育った。出演者にはプロもいるがアマチュア中心で、一つ一つのバンドのファンや仲間が集客の基盤。昨年は天音からメジャーデビューした歌手が生まれた。

■メジャーデビュー

 2018年5月「愛の歌が包む星」でエイフォース・エンターテインメントからCDデビューした中川誠十郎さんだ。第1回から全回参加しており、実行委員の一人でもある。天音の応援歌「天までとどけ」と同様に作詞・作曲も中川さんで、天音については「プロもアマも一緒の立場で参加することがユニーク。スタッフとしても直接関わっており、みんなで一緒に育ててきた感覚がある」とほほ笑む。当日は周年応援歌「このまちがすき」を披露する。

■100年続く音楽祭に

 「音楽を通じて地域一体となってマチを盛り上げ、それを次の世代にバトンタッチしていく」。20周年の節目となる今年立ち返る原点であり、天音を「華麗なる通過点」と位置付けた。象徴となるのが堀川小の6年生全員で取り組むマーチング演奏だ。5年生からリコーダーや鍵盤ハーモニカ、マーチングキーボード、フラッグなど、担当するパートの練習を始め、全員で一つのパフォーマンスをつくり上げていく。

 「助け合って取り組めば、終わった後の達成感がすごい。気持ちいい」「みんなと一緒に一つの事に向かってやる楽しさが良かった」など、児童たちの感想にはマーチングを通じた成長がうかがえる。

 天音には昨年から出演しており、同小の林田国彦校長は「地域の人に評価してもらうことで、子どもたちの自信につながる」と地域との触れ合いを大切にしている。

 第1回の実行委員長で現在プロデューサーを務める海家聖雄さんは天音の歴史を振り返り、「あっという間の20年。人が寄ってくるとパワーが出る。そのつながりが音楽祭。100年続く音楽祭にしたい」と意気込む。



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