トレンド特急便

子育てママの腰痛対策 好評

2019年10月5日

負担軽減の抱っこひも 定額制の骨盤矯正

抱っこひもの着用方法や効果を体験する参加者ら

 子育て中の母親らの腰痛対策が注目を集めている。腰への負担を軽減した抱っこひもや、定額制の骨盤矯正などさまざまな分野のサービスが好評。かかとが高い靴をめぐり、職場での強要に反対する運動も起こる中、痛みによる生産性の低下を防ぎ、女性の活躍を促す機運が高まっている。

 「めっちゃ軽い」。スイスで開発された抱っこひもブランド「ミアミリー」の体験会では、初めて着用して子どもを抱えた参加者から驚きの声が上がった。

 日本総代理店「ウインテック」(茨木市)と、ミキハウス子育て総研(大阪市)が大阪市内で9月に共同実施。200件超の応募者の中から選ばれた6組の親子が参加した。

■人間工学基づき設計

 ミアミリーは、人間工学に基づき設計。医療用ベルトと同様の構造を採用した幅広の腰ベルトが、子どもの体重を分散。体幹で支えられる構造で、従来の物に比べて抱っこ自体が軽く感じられる効果も得られるという。

 同社は2017年に販売を開始したところ、在庫が間に合わず最大7カ月待ちの時期も。同年比で今年の出荷数は10倍に迫るペースだという。

 抱っこする側だけでなく、乳児用のお尻の台座部分の構造が子どもの自然な開脚姿勢を保ち、股関節変形を防ぐのも人気のポイントという。

 夫婦で参加した築井夏帆さんは、11カ月の柊磨ちゃんを抱っこし、「授乳していてもしんどくないし、腰ベルトも安定している」と喜んでいた。

 正しい着用方法も啓発しようと体験会を企画したウインテックの松本健太郎社長は「抱っこは、子どもとの大切なコミュニケーションだが、腰痛との戦いとも言われる。抱っこひもを通して心豊かな子どもの成長と親子の幸せを実現させたい」と力を込める。

■月額5千円に設定

 骨盤矯正の定額制サービスを運営しているのは、阪神間に12の整骨院を展開している「スマイルストーリー」(堺市北区)。骨盤矯正が必要な患者が多い中、費用面の負担を軽減しようと15年6月から導入した。

 健康保険加入者を対象に、通常1回2千円(税別)のところ、月額5千円(同)に設定。診察料300〜500円程度は利用ごとにかかるものの、何度も通う費用負担を抑えた。一定期間内に継続して通いやすくすることで、根本からの治癒が図れるという。

 サービス開始からこれまでに延べ8千人近くが利用。20〜40代の女性の利用比率は5割を超え、子育て中の母親が多くを占めているという。

 母親らの腰痛の改善や予防は、痛みによる生産性の低下を減らすとともに、「膨らみ続ける医療費の抑制にもつながる」(広報担当者)と位置付けている。



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