トレンド特急便

「なにわ大賞」の作品展示 府立中之島図書館

2019年12月25日

27日の最終日には 表博耀さんが講演

さまざまな形をした照明
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 大阪市北区の府立中之島図書館の3階の一画に、カエルやニワトリなどさまざまな形をした手作りの照明が置かれている。子どもたちが入院する病院やホスピスなどに寄贈する「あかりバンク」を展開する照明塾の作品だ。「障害者に水泳を教える」NPO法人「プールボランティア」の写真や、天王寺蕪(かぶら)・勝間南瓜(こつまなんきん)・田辺大根などの浪速の伝統野菜、酒井南斎さんの通天閣や黒門市場の切り抜き絵もある。大阪らしいユニークな活動を表彰する「なにわ大賞」歴代の入賞者の展示品で、「なにわ名物開発研究会」が開催している「大阪のいちびりさん集まりまし展」の様子だ。

 「なにわ名物の開発を通じて大阪を元気にする」ことを目指す同研究会の活動開始は1996年で、なにわ大賞は同研究会の最大の事業。毎年7月28日を「なにわの日」として、文化・歴史・芸能・アート・街づくりなど幅広い分野で、大阪らしいユニークな活動をしている個人や団体を募集し、市民が市民を「あんたはえらい!」と表彰する。今年で22回目を迎えた。

 7日に行われたオープニングフォーラムでは、第1回から20回まで選考委員長を務めた直木賞作家の難波利三さんが基調講演を行ったほか、17日には「観光チーム、関西・大阪万博シンポジウム」、19日には「大阪ものことづくりワークショップ」などを開催。なにわ大賞の歴史を振り返るとともに、今後の大阪の活性化につながるイベントも実施した。

 同研究会の野杁育郎会長は「今回参加いただいた受賞者の皆さまに感謝するとともに、大阪・関西万博を控えてさらに魅力的な大阪を目指す活動のネットワークを広げていく。皆さん、ごいっしょにいちびっていきませんか」と来館を呼び掛けている。

 27日までで入場無料。開催時間は午前9時から午後8時。問い合わせは電話06(6203)0474、中之島図書館。

 27日の最終日にはクロージングイベントと12月例会を兼ねて、独自の世界観で神楽や芸術作品展を実施する表博耀(おもてひろあき)さんを迎えて講演会を催す。表さんは明治神宮で行われた大嘗祭(だいじょうさい)に関わるなど、日本古来の伝統を独自の解釈で表現。イタリアやフランス、ドイツなど国際交流事業を25年間にわたり展開、近年は国内を中心に「創世神楽」の奉納を続けている。

 開催時間は午後3時から同5時まで。申し込みは電話06(6643)3150、同研究会。



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