トレンド特急便

女子硬式野球部 来春始動 京都の大学で初

京都文教大・短大
2020年7月29日

元日本代表の小西さん、総監督に就任 「社会で生きる力も伝えたい」

総監督に就任した小西さん

 京都文教大・同短期大(京都府宇治市)で来年4月、府内の大学で初となる女子硬式野球部が始動する。総監督には、京都市出身で女子野球日本代表として、女子野球ワールドカップに3回出場した小西美加さん(37)が就任。小西さんは野球の技術だけでなく、社会で生きる力も伝えていきたいと意気込む。

 女子プロ野球リーグが創設された2009年当時、女子硬式野球人口は約600人だったが、現在は約3千人に増えているという。

 小西さんは、リーグ創設から10年間、投手と野手の“二刀流”でプレーしてきた。投手タイトルだけでなく、盗塁女王やホームラン女王に輝き、年間MVPにも2度選出された。

 府内の高校には、全国最多となる4校に女子硬式野球部があるが、大学で競技を続けるためには、大阪や京都府外の大学に進学するしかなかった。競技人口が増えているが、高校卒業後に競技を続けるための“受け皿”が少ないという課題があった。

 当初は短大の学生でスタートする。学生として野球を続けるため、大学編入を目指すきっかけにつながり、短大で学んだ知識を深め、資格取得など進路選択の幅が広がることも期待されている。

 小西さんは「野球をしていたからこそ、社会に必要にされる人間になれる」と、野球を通じた成長を期待する。打席に10回立ち、3割打てば強打者。失敗してもバットを振り続ける姿勢などから、野球は忍耐力を鍛えると力を込める。

 チームは、選手たちが目標とする野球や、練習メニューを考える「選手主体のチーム」を目指すという。小西さんにとって、監督として野球チームに携わるのは初めて。「一緒に成長したい」と、来春からの始動を心待ちにしている。

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 8月1、23両日に開かれるオープンキャンパスで、女子硬式野球の体験会が行われる。インターネットによる事前申込制となる。



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