トレンド特急便

コンビニ×バー コラボ店舗にぎわう

2020年9月9日

おつまみ買って…一杯飲んで ローソン西田辺駅前店

落ち着いた雰囲気の店内。ウイスキーが常時200種類そろう
唐揚げに合うようにブレンドした「唐揚げ専用オリジナルウイスキー」

 コンビニエンスストア「ローソン西田辺駅前店」に併設した立ち飲みバー「お酒の美術館西田辺店」が先月オープンした。おつまみはコンビニ店内で買い求め、バーではビールのほか200種類のウイスキーが楽しめる。新感覚の“コンビニバー”は、女性客や会社帰りのサラリーマンでにぎわっている。

 「お酒の美術館」は、「のぶちゃんマン」(本社・京都市、滝下信夫社長)が京都市を中心に展開するバー。コンビニとのコラボレーションは、昨年3月に博多駅前(福岡県)の「ポプラ」を皮切りに、西田辺店で3店舗目、関西では初めてとなる。

■唐揚げ専用ブレンド

 ローソンとは初コラボレーションで、同店が駅前に移転したのを機にオープン。レジ横にバー直結の入り口があり、店内で購入した弁当や菓子、カップラーメンなど食べ物ならば何でも持ち込める。

 ドリンクはビールやウイスキー、国産ジンもとりそろえ、1杯500円から。チャージはない。また、同店ではコンビニの人気商品「唐揚げ」に合うように独自にブレンドした「唐揚げ専用オリジナルウイスキー」を販売。ほんのりスモーキーな味わいが特徴で、炭酸で割るハイボールがおすすめだという。

■ちょい飲み感覚

 バー店内は明るいコンビニ店内から一転、落ち着いた照明が木のカウンターを照らし、オーセンティックバーの雰囲気が漂う。「カジュアルな形態だが、接客はハイクオリティー」とマスターの穴井隼斗さん(25)。ネクタイを締めてスマートな接客を心掛ける。

 定休日はコンビニ同様にないが、営業時間は午後3時から午前0時まで。開店直後から夕方は近隣住民の利用が多い。友人と訪れた女性(44)は「昼からやっているので使いやすい。普段は買わないようなおつまみやお菓子も、せっかくだから買ってみようという気持ちになる」と歓迎する。

 日本フランチャイズチェーン協会によると、2019年12月末の全国のコンビニエンスストア店舗数は5万5620店(速報値)。前年末に比べて123店舗(0・2%)減少した。商圏の重複や人手不足でコンビニを取り巻く環境は厳しい。一方で、福岡博多の一号店ではおつまみ需要で売り上げが平均10%アップした。のぶちゃんマン管理本部の藤田智之広報課長は「コンビニに行くついでに飲んで帰るという感覚。今後も店舗数を広げていきたい」と話す。



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