トレンド特急便

有機農家と連携 ジムやヨガスタジオ展開の「サップス」

2020年9月30日

食×フィットネスで相乗効果

ビオクリエイターズのメンバーと有機野菜(サップス提供)
生産者が参加する料理教室の様子(サップス提供)

 スポーツジム、ヨガ・ピラティススタジオを展開する「サップス」(兵庫県芦屋市、中瀬敏和社長)は10月21日、有機農家グループ「BIO CREATORS(ビオクリエイターズ)」(神戸市)と連携し、「食×フィットネス」をコンセプトにした「アグリプラスメンバー」をスポーツクラブVivo神戸西神南店、西神オリエンタルホテル店に新設する。食とフィットネスの相乗効果で、健康維持、免疫力アップをサポートする。

 アグリプラスメンバーは、地域が支える農業「CSA」に取り組むビオクリエイターズが育てる野菜を定期的に受け取ることができる。CSAは野菜の作付け費用として数カ月から1年間の野菜代金を農家に先払いし、育った野菜を後から受け取る仕組み。日本ではまだ珍しく、スポーツジムと連携するのは関西初という。決まった曜日に受け取り場所に届き、引き取りにいくか、デリバリーのコースを選べる。

 ビオクリエイターズは神戸市西区で活動する有機農家のグループで、現在メンバーは7人。「有機野菜が当たり前に食卓に並ぶ社会」を目指しており、発起人の大皿一寿さんは「(アグリプラスメンバーが)CSAの取り組みを少しでも広げるきっかけになれば」と期待する。20日には、神戸西神南店カフェテリアで、ビオクリエイターズも参加する料理教室と野菜販売会が開催された。

 サップスは関西18カ所にスポーツジム、ヨガ・ピラティススタジオを出店しており、中瀬社長は「(ビオクリエイターズが活動する神戸市西区には)2店舗あり、ウェルネス企業としての原点に返り、食にフォーカスして地産地消で取り組む」と意気込む。

 同社は新型コロナ禍で「通ってもらうのが難しい」状況の中、運動不足や体重の増加、免疫力低下といった健康リスクを軽減するため、ヨガやピラティスのレッスンをオンラインで提供している。

 収録済みの動画配信ではなく、各店舗で開催するレッスンをライブ配信し、リアルとオンラインを組み合わせた利便性の高いサービスを実施。自ら退会した医療従事者がいた経験から、医療従事者向けの無償オンラインレッスンも配信している。

 また、「自宅で、一人でヨガができるようになりたい」という需要の高まりを受け、より深く学ぶことができる「マイヨガ認定」も開講している。



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