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舞妓 華やかに競演

2020年10月10日

北野恒富の美人画など130点展示 京都文化博物館で特別展

舞妓をテーマにした作品を鑑賞する来場者ら
大阪を代表する美人画家、北野恒富の作品(左)などが並ぶ展示会場

 日本髪に振り袖、だらりの帯。京都の花街を彩る舞妓(まいこ)をテーマにした特別展が、京都市中京区の京都文化博物館で開かれている。華やかな絵画作品を中心に約130点(会期中に展示替えあり)を展示。華やかな“舞妓図の競演”を通して、都をどりの始まりから舞妓が古都を象徴するイメージとして成長していく過程に迫っている。11月29日まで。

 同展は「舞妓モダン」と題し、江戸時代の芸舞妓誕生から戦後までを4章立てで構成。重要文化財に指定される黒田清輝「舞妓」(1893年、東京国立博物館蔵、11月17〜29日展示)や、竹内栖鳳「アレ夕立に」(1909年、高島屋史料館蔵、同3〜29日展示)を紹介、舞妓が盛んに描かれるようになった大正期以降へとつなげる。

 明治から昭和にかけて活躍した大阪を代表する美人画家、北野恒富の作品は、見どころの一つ。新緑のもみじの下で、カメラをのぞき込む舞妓を描いた「戯れ」(29年、東京国立近代美術館蔵)は同展のチラシ表紙にもなっている。ほかに「夜桜」(43年、大阪市立美術館蔵)、「舞妓図」(大正時代後期、奈良県立美術館蔵)の計3点を通期で展示している。

 また、会場では祇園の老舗お茶屋「一力亭」伝来の写真や、舞妓用の着物や髪飾り、映画上映などもある。

 担当学芸員の植田彩芳子さんは「舞妓といえば京都の伝統文化の象徴のようなイメージがあるが、今のように年の若い舞妓を表すようになったのは江戸後期。絵画については近代以降に多く描かれており、きれいな姿や現在との違いも楽しんでいただければ」とアピールしていた。

 午前10時〜午後6時(金曜は午後7時半まで、入場はそれぞれ30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。当日一般1500円、大学・高校生1100円、中学・小学生500円。



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