トレンド特急便

ひとり親家庭300世帯に 有名シェフ料理を提供

2020年12月23日

セカンドテーブル × ホットケナイン

ジビエドライカレー(2ndTable提供)
シエナ風トリッパ(2ndTable提供)

 有名シェフの料理を再現して届けるお取り寄せサービス「BISHOKURU(ビショクル)」を展開している「2ndTable(セカンドテーブル)」(大阪市中央区、三原一馬社長)はクリスマスに合わせて、同サービスの料理をひとり親家庭300世帯に届ける。「いつも忙しいお母さんにゆっくりと、子どもと楽しいクリスマスを過ごしてほしい」との思いで、ひとり親家庭のサポートチーム「hottokenine(ホットケナイン)」(笹裕輝代表)と連携して実施する。

 届けるのは「ジビエドライカレー」2品と「シエナ風トリッパ」1品。ジビエドライカレーは「LATURE(ラチュレ)」(東京都)のシェフで狩猟免許を持つ室田拓人氏の料理で、「命の大切さ」への思いを込めた。

 シエナ風トリッパは「La Trattoriaccia(ラ トラットリアッチャ)」(同)のシェフ、河合鉄平氏のハチノス(牛の胃袋)を野菜とトマトで煮込んだイタリア料理。「日々がんばる親子の心を温められれば」と、自家製ソーセージ、豚バラ肉、羊のチーズを使い、家庭ではなかなかできない手間をかけて作っている。

 セカンドテーブルはケータリング・出張パーティーを主要業務とし、10人の会食から各国大使館や宮内庁などの2千人規模のパーティーまで手掛けており、11月からビショクルを開始。同事業では、有名店のシェフのレシピを、調理経験豊富な同社のスタッフがシェアリングキッチンで再現。シェフが日頃から使っている地方の食材を用いることで、地域活性化にも貢献する仕組みを構築している。

 新型コロナウイルス禍でレストラン業界の売り上げが激減する中、同社の経営資源とトップシェフの技術を生かし、「売り上げ維持や補?(ほてん)ではなく、レストラン業界にイノベーションを起こす機会にしたい」(三原社長)との考えで、席数や営業時間の制限を受けない事業としてスタートさせた。

 ホットケナインは、飲食店が作った弁当をひとり親家庭に毎日無償で届ける活動を展開している。

 今回は、セカンドテーブルがビショクルの仕組みを使って料理を提供する。ホットケナインが15日に料理を希望するひとり親家庭を募集したところ、即日、予定の300世帯から申し込みがあった。

 三原社長は「ビショクルの料理が、親と子、当社とホットケナインとその家族、サポーターやそのまわりの人たちの思いがつながるきっかけになれば」としている。



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