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厳選50点 もう一度 コロナ禍 休止の展覧会再編

2021年2月13日

歴博特別展「動物絵画はお家芸」

猿猴図(部分)、森狙仙筆(大阪歴史博物館蔵)
蝦蟇図(部分)、松本奉時筆(個人蔵)

 大阪歴史博物館は、特別企画展「動物絵画はお家芸」を4月3日〜5月17日に大阪市中央区の同館6階特別展示室で開く。新型コロナウイルスの影響で昨年2月に開幕から3日間で休止し、閉幕を余儀なくされた特別展を再編成。“猿描き”として知られる森狙仙ら大阪ゆかりの画家の動物絵画を改めて紹介する。

 昨春、休止のまま閉幕したのは特別展「猿描き狙仙三兄弟」。江戸時代の大坂を代表する絵師の狙仙と、同じく絵師の兄2人を中心に取り上げたが、開幕3日後に新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館に入り、再開はかなわなかった。

 特別企画展では、展示構成はそのままに、出品数を半分の約50点に厳選。毛の一本一本まで丁寧に描き、獣毛の柔らかさを表現した狙仙の「猿猴(えんこう)図」(1787年、大阪歴史博物館蔵)や、大坂の豪商鴻池家旧蔵とのいわれを持つ狙仙の長兄陽信(ようしん)の「諫鼓鶏(かんこどり)図」(18〜19世紀、個人蔵)などが再登場する。

 また、松本奉時の描いた蛙「蝦蟇(がま)図」(18世紀、個人蔵)など、“お家芸”で名を成した江戸時代の画家らの作品も紹介する。

 来場者には動物にちなんだおみくじを無料で実施。4月10日、24日には担当学芸員の岩佐伸一さんによるスライドショー(無料、各日先着100人)も予定。

 岩佐さんは「一度、展覧会を開くと同じようなテーマは年月を空けることになるが、今回は異常事態だったということもあり、再び取り上げることができ、ありがたい。大阪の優れた絵描きらを地元の人にぜひ知っていただきたい」とアピールしていた。

 午前9時半〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)。大人600円、高校・大学生400円、中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明書提示)は無料。問い合わせは電話06(6946)5728。



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