トレンド特急便

地元密着型パン店 奮闘

2021年3月24日

独自色で展開する3店紹介 北区

「てんしの紅茶あんパン」などさまざまなオリジナル商品が並ぶ「ORANGE FIELDS Bread Factory」の店内
Pan de Simpleの主力商品「シンプル」と店内の工房
1日にオープンしたプレミアムクロワッサン専門店「三」の北新地店

 新型コロナウイルス禍で外食の機会が減る中、パン店の新規出店が相次ぐ。広範囲に多店舗展開を進める大手や異業種参入組が存在感を示す中、独自色の強いパンで地元密着を進め、大阪市北区で新規出店やリニューアルで新展開を図る三つのパン店を紹介する。

■紅茶あんパン

 スリランカから輸入する紅茶とフレンチトーストで知られるカフェ「ORANGE FIELDS Tea Garden(オレンジフィールズティーガーデン)」(天神橋3丁目)の本店ベーカリーが昨年8月、「ORANGE FIELDS Bread Factory(オレンジフィールズブレッドファクトリー)」(天神橋4丁目)と店名も新たにリニューアルオープンした。

 紅茶の味を最大限引き出すことに1年をかけた「てんしの紅茶あんパン」(199円)は、8年前の発売時から人気の定番商品。白あんにスリランカの茶葉「ウバ」を練り込み、甘さを抑えたホイップと合わせることで「ロイヤルミルクティーのような味わい」を引き出す。

 両店を運営するオレンジフィールズの野上剛社長は「地域の活性化に役立ちたい」と商品名に「天使」と「天四」の意味を込めたほか、商店街の店とのコラボ商品も展開している。

■食パン

 同じ天神橋の3丁目に昨年12月にオープンしたのは「Pan de Simple(パンデシンプル)」の大阪店。2018年3月開店の京都醍醐本店(京都市伏見区)に続く2店舗目で、無添加・長時間低温発酵による食パン「プレミアムハニー」(880円)と「シンプル」(710円)が主力商品。24時間以上かけて発酵させ、一定のポイントで焼くという独自製法でしっとり感が長持ちするのが特徴だ。プレミアムハニーはフランス産発酵バターとカナダ産はちみつをたっぷり織り込み、シンプルはカナダ産高級小麦とたっぷりの生クリーム、国産バターを融合。吉田茂オーナーは「地元に愛される店にしたい」と、パンデシンプルの食パンを使ったイートインカフェ「Have a nice…(ハブアナイス)」にも力を入れる。

■クロワッサン

 3月1日には、プレミアムクロワッサン専門店「三」(南扇町3丁目)が堂島1丁目に「北新地店」をオープンした。

 主力商品はプレーン(330円)とショコラ(360円)で、フランス産高級発酵バター100%を使用し、生地は12層に織り込む。層と層の間の空気が「ザクッ」とした食感を生み、バターの香りが広がる。食材が凍る直前の氷温域を保った専用冷蔵室で作業することで、生地を安定させ、焼き上げた時の食感とうまみを引き出すという。

 オープンから連日売り切れが続いており、運営するイデアプラスの佐田真樹マネジャーは「ぜひ12層の生地の食感を味わってほしい」と来店を呼び掛ける。



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